ゴッドスペル

劇場公開日:

解説

新約聖書マタイ伝の中のエピソードからストーリーを構成し、現代のニューヨークを舞台に、イエス・キリストが主人公として登場するミュージカル。製作はエドガー・ランズバリー、監督はオフ・ブロードウェイの舞台で同作を演出したテレビ出身のデイヴィッド・グリーン、脚本はグリーンとジョン・マイケル・テベラック、音楽監督は(全曲作詞作曲)はスティーブン・シュワルツ、撮影はリチャード・G・ハイマン、編集はアラン・ハイムが各々担当。挿入曲はPrepare Ye Save The People Day By Day Turn Buck O Man Bless The Load All For The Best All Good Gifts Light of The WorldAlas For You By my Side Beautiful City On The Willows Finaleなど。 出演はヴィクター・ ガーバー、デイヴィッド・ハスケル、ジェリー・スローカー、リン・シグペン、キャティー・ハンリー、ロビン・レイモント、ギルマー・マコーミック、ジョアン・ジョナス、メレル・ジャクスン、ジェフリー・ミレットなど。

1973年製作/アメリカ
原題または英題:Godspell
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1973年12月15日

ストーリー

ニューヨークのセントラル・パークにイエス・キリスト(ヴィクター・ガーバー)と9人の若者、ユダ(デイヴィッド・ハスケル)、ジェリー(ジェリー・スローカー)、リン(リン・シグペン)、キャティー(キャティー・ハンリー)、ロビン(ロビン・レイモント)、ギルマー(ギルマー・マコーミック)、ジョアン(ジョアン・ジョナス)、メレル(メレル・ジャクスン)、ジェフリー(ジェフリー・ミレット)が集まった。9人はイエスを先頭に歌いながら進み、ガラクリがいっぱい集められたジャンク・ヤードにやってきた。そして新約聖書マタイ伝のあるエピソードを演じ始めた。--1人が召使い、1人が主人役を演じる。召使いは、主人に借金があったが、とても返すことができない。主人は、彼の妻子とその持物を全部売ってでも返すよう命じるが、ひれ伏す召使いをあわれに思い、借金を免じてやる。その借金を許された召使いが金を貸している仲間に会った。彼は相手の首をしめて金を返すよう迫るがとても返せそうにないので牢にいれてしまった。これを知った主人は怒り、自分が借金を許したようになぜ仲間を許してやらなかったと召使いを牢に入れてしまった。若者たちはこれを楽しそうに演じ終わると、キリストへの賛歌を歌いながら、近代的なビルに囲まれたニューヨークの町へとくり出していく。再びそこでマタイ伝からのエピソードが演じられる。--イエスは若者たちを羊とヤギに分け、羊を祝福した。羊になった若者たちはますますイエスへの尊敬を厚くする。しかしイエスはヤギ担った若者たちにも愛をあたえる。--だが、最後のときがきた。ユダがイエスを裏切ったのだ。9人は再びジャンク・ヤードに戻り、最後の食事をとった。そのとき、ユダに案内された一団がやってきた。イエスは自ら金網に背をつけた。残された8人は悲しみにくれながらイエスの両手に赤いリボンを結び、金網に縛りつけた。悲しみの一夜が明けた。8人の若者はイエスの身体を高くささえ、キリスト賛歌を歌いながら町を行進して行く。

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