コルドラへの道
劇場公開日:1959年8月20日
解説
「アレクサンダー大王」のロバート・ロッセンが監督したメキシコ革命を背景とするドラマ。「縛り首の木」のゲイリー・クーパーをはじめ、リタ・ヘイワース、ヴァン・ヘフリン、タブ・ハンターらが顔を合せている。原作はグレンドン・スウォースアウト。アイヴァン・モファットとロバート・ロッセンが脚色にあたり、撮影はバーネット・ガフィ。音楽はモリス・W・ストロフ。製作ウィリアム・ゲーツ。
1959年製作/アメリカ
原題または英題:They Came to Cordura
配給:コロムビア
劇場公開日:1959年8月20日
ストーリー
1910年に起ったメキシコのパンチョ・ビラ将軍の動乱は、1916年になってテキサス、ニュー・メキシコ地方へと拡大した。アメリカ陸軍は鎮圧のためパーシング将軍を派遣した。この戦闘に参加したソーン少佐(ゲイリー・クーパー)は、戦線で銃弾を避けるため橋の陰に身を隠した。この行為が罪に問われ、卑怯者として後方勤務に左遷された。その頃、革命軍の逆襲を受けたロジャース大佐の部隊を、第12騎兵隊の分遺隊員5人が救った。この戦闘を観ていたソーンは、彼らを名誉賞受賞者に推薦し、後方のコルドラ基地に移すことを考えた。同時に革命軍に加担した牧場の娘アデレイデ(リタ・ヘイワース)も護送することになった。一行は途中で革命軍の襲撃を受け、乗馬を奪われた。彼等は荒野を徒歩で進んだ。一行のトルビー大尉(R・コンテ)はロジャース大佐に侮辱され、彼をうらんでいた。チョーク軍曹(ヴァン・ヘフリン)はスペイン人を憎悪していた。ホウラー中尉(タブ・ハンター)は護身のために闘い、レンチーハウゼン1等兵(D・ヨーク)は何もせず、ヘザーリントン1等兵(M・カラン)は重傷を負っていた。彼らは勇気などなく、偶然が彼らを英雄にしたのが真実だった。彼らは名誉賞をもらうことで、自分達の名前が出るのを喜ばなかった。ソーンは不審に思った。日が経つにつれて彼等は狂暴になり、すきあらばアデレイデの肉体を狙った。ソーンはそんな男から彼女を守り、彼らの反感を買った。卑怯者でないソーンにアデレイデは惹かれた。彼女は寝ているソーンを殺そうとしたチョークに、自分の体を与えて救った。手押し車が故障し、ソーンは疲労で倒れた。チョーク達はソーンを殺そうとした。その時、担架の上のザーリントンが今までのソーンの立派な態度を指摘して彼らを制した。ソーンは立ち上がり一同に“さあ行こう”と声をかけた。行手にコルドラの町がみえた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロバート・ロッセン
- 脚本
- アイバン・モファット
- ロバート・ロッセン
- 原作
- グレンドン・スワザウト
- 製作
- ウィリアム・ゲーツ
- 撮影
- バーネット・ガフィ
- 音楽
- モリス・W・ストロフ