劇場公開日 1953年10月18日

「ラッパのシーンは憶えていた」地上(ここ)より永遠に 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ラッパのシーンは憶えていた

2025年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

50代男です。映画好きの父が、特に好きだった映画、『地上より永遠に』。

幼少時から題名は知っていたが、本日、数十年ぶりに2度目の鑑賞。

若き父は、この映画のどこに惹かれたのか、観賞後、感じたのは、不器用な男の生き様。

軍で上手に出世する方法はあった主人公。だが一本気で、人の意見に耳を貸さず、

我が道を貫く。

同じ匂いを感じる友、マッジオの死に、泣きながらラッパを吹く、

その音色の物悲しいこと。

いい男だが、今一つ優柔不断なウォーレン伍長との対比も良かった。

亡くなったウチの父も、不器用で一本気で、我が道を生きました。

藤崎敬太