荒野の愚連隊

解説

南北戦争に南軍の少佐として活躍した実在の人物、マイク・サマーズをめぐる西部劇。「ジキル博士と二つの顔」の製作者マイケル・カレラスが監督、スペインのアルフレド・フライレが撮影した。脚本は「荒野を歩け」のエドモンド・モリス、製作は「血の河」のジミー・サングスターとJ・G・メーソの二人。出演者は「崖」のリチャード・ベースハート、「明日泣く」のドン・テイラー、「肉弾潜行隊」のアレックス・ニコル、スペインのパキタ・リコ、ホセ・ニエトなど。音楽もスペインのアントン・カチア・アプリル。メトロカラー、シネマスコープ。1962年作品。

1962年製作/アメリカ
原題または英題:The Savage Guns

ストーリー

アリゾナの国境に近いメキシコ高原の谷合にあるサマーズ農場は、荒涼とした高原にひきかえ地味は豊かで、メキシコ人たちが農業を営んでいた。彼らから蛇蝎のように嫌われているオルテガ(ホセ・ニエト)はこの地方を自分の縄張と一人ぎめし、年貢を納めなければ暴力団に引渡しを強要させ、拒めば撃ち殺すのだった。サマーズ農場の主人マイク・サマーズ(ドン・テイラー)は、南北戦争に生き残った南軍の将校で平和を念願とし、二度と銃をとらないと堅く誓っていたので、さすがの暴力団も持て余していた。ある日一人のガンマン、スティーヴ・フォーロン(リチャード・ベースハート)が炎天下を歩き通して辿り着き、倒れてしまった。マイクの妻や義妹の手厚い介抱で回復した彼は平和主義者のマイクと意見が合わず、立ち去ろうとしたとき、オルテガお抱えの悪漢ダニー・ポスト(アレックス・ニコル)一味の殴り込みに出食わした。マイクの無抵抗主義と一味の無法ぶりに腹を立てたスティーヴは手練の拳銃にものを言わせて奴らを撃退した。彼はこの家に留まることになり、一味との対立は日増しに険悪になっていった。強欲なダニーは、オルテガを殺して後がまに座り、サマーズ農場に決戦を挑んだ。激しい撃ち合いの中に丸腰のマイクはじっと耐えていたが、孤軍奮闘のスティーヴは拳銃も握れないほどの重傷を負った。ダニーがスティーヴを撃ち殺そうとしたので、マイクは遂に誓いを破ってスティーヴのためにダニーに挑戦。一発で彼を仕留めたのだった。

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