高速度娘恋愛合戦

解説

「高速度尖端娘」に次ぐアリス・ホワイト嬢の主演映画でフランセス・ノードストローム女史及びヴィニャ・デルマー女史の原作から「激流恋をのせて」「某重大事件」のハーヴェイ・シュウ氏が脚色し「万事圓満」「レヴュー時代」のマーヴィン・ルロイ氏が監督した。主演者の他に「男女の戦」「鉄假面」のウィリアム・ベイクウェル氏、「愛すればこそ(1929)」「女性の罠」のチェスター・モリス氏、「ラグビー時代」「レヴュー時代」のマリオン・バイロン嬢、リチャード・カーライル氏、モーリス・ブラック氏、ライオネル・ベルモア氏等が助演。キャメラは「魔の海」「巴里(1929)」のソル・ポリート氏が担任。

1930年製作/アメリカ
原題または英題:Playing Around

ストーリー

タイピストのシーバ・ミラーは或る晩、恋人のジャックを引っ張ってナイト・クラブに行きジャックの制止も聞かずに脚線美競技会に参加してみごと一等賞を獲る。その時に脚の審判をつとめたニッキー・ソロモンという男はブロードウェイでも指折りの不良で、美しいシーバに目をつけて誘惑の手を延ばす。翌日シーバがバスに乗り遅れて困っている處へ偶然のようにニッキーがやって来て彼の素敵な自動車に乗せてくれる。こうして2人は知り合いとなりニッキーは劇場やナイト・クラブへとシーバを連れ歩く。お金のないジャックに不満だったシーバは簡単に誘惑の網にかかり遂にニッキーと結婚の約束までしてしまう。その頃、ニッキーは全く文無しになってしまい、金策の当てもなくなった揚句、一味の者を語らって強盗を企てる。ニッキーが狙った家はシーバの父親が勤めている煙草屋であった。ニッキーは抵抗する父親を射って目的を果たし、そのまま何も知らぬシーバを伴ってナイト・クラブへと出かける。ジャックはニッキーを犯人とにらみ偽電話で彼を停車場に呼び出す。不覚にもジャックの張った網にかかったニッキーはシーバと一緒に停車場に駆けつけたところを易々と警官に捕縛される。かくしてシーバの虚栄の夢もさめた。父親の傷も軽かった。ジャックの給料も上がった。目覚めたシーバにやがて真の幸福が訪れた。

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