哄笑の世界

解説

「鉄骨エロ騒動」「巴里よいとこ」と同じくヴィクター・マクラグレンの主演映画で、クレメンツ・リプリーの原作からダドリー・ニコルズとヘンリー・M・ジョンソンが共同で脚色し、台詞を付し、「熱砂果つるところ」「鉄骨エロ騒動」のアーヴィング・カミングスが監督し、「ラグビー時代」「飛び入り婿君」のアーサー・L・トッドが撮影した。主演者を助けて「怪盗アリゾナ異聞」のモナ・アリス、舞台出のハンフリー・ボガート、ルアナ・アルカニス、ミカエル・ヴァヴィッチ、モナ・リコ、等が出演している。

1930年製作/アメリカ
原題または英題:A Devil with Women

ストーリー

中央アメリカに革命が起こって困るので、米国はその地へ軍隊を派遣したが、ジェリー・マクストンもその一員としてある港の税関に頑張り革命軍が軍器を輸入するのを厳重に見張った。革命軍側に気脈を通じているアリシアはジェリーの目をくらまして機関銃を秘かに陸揚げしようと同じ米人のトム・スタンディッシュを色仕掛けでだまし首尾よく目的を果たした。革命軍側の首領株モルロフを追って内地へ入り込んだジェリーは再びトムとアリシアに会ったが、もとより女好きのジェリーは彼女を間に挟んでトムと恋愛合戦をはじめる。デル・リオ町へジェリーが来た時、アリシアは同じモルロフ派の女ドロレスと提契し首領到着までジェリーを引き留める策を講じる。ドロレスの手管に参ってしまったジェリーは彼女の計に落ちてモルロフ軍の牢へぶちこまれる。まもなく恋仇トムもぶちこまれたが、2人が一緒になるや協力して逃走計画をたてる。そして折から監禁の憂き目をみている美女ロジタとその付添いの2人をも連れ首尾よく脱獄し、ロジタの邸へと送り届ける。娘はもとより親たちの喜びは一通りでない。とかくするうち、トムとジェリーは同時にロジタに思いを焦がすようになった。突如この時モルロフの一隊がこの邸を襲ってロジタの父親が真先に戦いの血祭りに揚げられた。勇猛果敢なジェリーはトムを邸の防備に残し単身本隊指して急を訴えに飛び出したが途中モルロフに出会いし、これを捕らえて邸に引き返す。だがこの混乱の最中、モルロフが自滅するとともにロジタの心がトムにあることも判明したので、戦闘終わるやジェリーはトムとロジタの幸福を祈ってさらに革命軍討伐の途に上った。

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