荒原児(1937)

解説

「山寒の荒鷲」「広野の叫び声」と同じくウィリアム・ボイド主演のホパロング・キャシディ物で、チャールズ・マルフォードの原作をモーリス・ジェラティが脚色し、ネイト・ワットが監督し、アーチー・スタウトが撮影した。相手役は例によってジョージ・ギャビー・ヘイスで、その他スティーブン・モリス、ラッセル・ヘイドン、ゲイル・シェリダン、クララ・キンボール・ヤング等が助演する。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:Hills of Old Wyoming

ストーリー

インディアン集落の近くにあるワイオミング州の牧場では、しばしば家畜泥棒が現れた。この町で酒場を開いているホパロング・キャシディと仲間のウィンディ、ジェンクスの三人は、役人アンドルースこそ泥棒団の首領であると考えた。ハーフのローン・イーグルが何者かのために殺された時、アンドルースはインディアンを煽動して白人と銃火をまじえさせんとする。ホバロングは白人の指導者に推され、原住民と交渉を重ねた末、かえって酋長の信任を得て彼らと協力しアンドルースに疑いを懸けるに至った。彼らは力を合わせてアンドルースの率いる暴徒と激しい戦いを続けた。ホバロングは単身アンドルースに向かって一騎討ちを求め、猛烈な格闘の上、ついに彼を生け捕りにした。そして厳しい追求を加えてアンドルースにローン・イーグルを殺したこと及び原住民を煽動した悪計を白状せしめ、殺人犯として処刑することになった。

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