攻撃目標零

劇場公開日:

解説

ジェームス・ワーナーベラの原作をサム・ロルフが脚色し、「決闘者」のハーモン・ジョーンズが監督した戦争映画。撮影は「肉弾戦車隊」のエドウィン・B・デュパー、音楽を「水兵さんは暇がない」のダビッド・バトロフが担当。出演は「コルドラへの道」のリチャード・コンテ、ペギー・キャッスル、チャールズ。ブロンソンら。

1955年製作/アメリカ
原題または英題:Target Zero
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1960年5月14日

ストーリー

1952年、朝鮮戦線。アメリカ軍の戦車に搭乗したイギリス兵は、圧倒的な共産軍の攻撃のため戦線後方に孤立し、絶望的た立場に置かれた。ケンシュミット軍曹(リチャード・スタップリイ)、イノック伍長、フォーテノイ1等兵の搭乗員は南方への道を逃げた。途中で民間乗用車を見つけた。中に国連救助センターに勤務する美人の生物学者アン(ペギー・キャッスル)がいた。戦車は南下の途中、“サリバンの筋肉”とよばれる北方の丘に原隊のE中隊がいると信じ、そこに向うかアメリカの斥候隊に合流した。斥候隊の指揮感はフラッグラー中尉(リチャード・コンテ)。一行は疲労の極に達していた。ケンシミットは自身過剰のフラッグラーを心よく思わなかった。戦車と斥候隊は敵の地雷源を突破して北に向った。ケンシミットはフラッグラーの敵中に突入する無謀な指揮に反対した。アンの存在も2人には悩みの種だった。“サリバンの筋肉”にたどりついた一行の目にしたものは、一兵残らず全滅した無惨な光景だった。が、奇蹟的に司令部との連絡用電話が通じた。司令部はフラッグラーに丘を死守せよと命じた。数千の敵軍が目前に迫った。フラッグラーは電話で目標を指示し、海軍の艦砲射撃が開始された。共産軍本部は壊滅し、壮烈な白兵戦が展開された。フラッグラー、ケンシュミットらの活躍で敵は退却した。アンも司令部との連絡にがんばった。ケンシュミットとフラッグラーは力強く握手し、勝利を喜んだ。

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