「父の別の一面に気づき少女は成長するとの苦い記憶 父に対する後悔」エル・スール ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
父の別の一面に気づき少女は成長するとの苦い記憶 父に対する後悔
スペイン北部で暮らす少女エストレーリャは、幼いころ父を慕っていた。
ある日、父が隠れて書き留めた文章から「南部」の秘密に興味を持つ。
謎めいたところがあった父には、恋人がいることに気が付くが…。
幼い頃は父親はいつも一緒だったが、ある日、父親の別の一面も知るようになり、やがて成長とともに、離れていく。
親子でダンスを踊ったときなど、二度と訪れることが無い大切な時間。
父が話そうとして引き留めたとき、振り切ってしまったことへの後悔。
娘の繊細な感情と静かな風景。
物語は、南部に旅立つところで終わってしまう。
本当はここまでが前半部分で、プロデューサーの意向で後半部分が上映されないことが残念で仕方ない。
コメントする