「父娘のリアル」エル・スール クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
父娘のリアル
居てくれれば良かった存在の父が、
大人になるエストレリャには段々不思議な存在になり、
色んな詮索をし始め、そしてベッドの下に隠れる。
それでも父は探しに来ない。
ここで普通の娘ならぐれちゃうけど、
それでも父の悩みを思う娘の気持ちが切ない。
でもそれをあからさまに言うわけでもない。
父も娘を大事にしていない事を反省する。
そこでまさか自分の悩みの種を娘に見抜かれている。
でもタイムアウト。
父と娘、年を重ねるほど難しくなる関係性に、こちらが悶える。
それにしてもスペイン内戦はあまり知りませんが、
これだけ影響しているともっと知りたくなりました。
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かばこさんのコメント
2024年3月27日
こんにちは
私にはこの映画の父の、娘に対する「他人さ」を感じて切なかったです。父はずっと、自分の薄いバリアのなかで過ごしており、バリアを隔ててしか相手と触れ合わないような感じがしました。バリアを超えて踏み込うことも踏み込まれることも拒絶しているような。長々とスミマセン。