恋する女(1920)

解説

古くは「女優と兵士」近くは近作「搖藍」「呪の富」とその主演映画の公開されたエセル・クレイトンのパラマウント主演映画で、ハリエット・フォード、カロリン・デューアの原作をアリス・アイトンが脚色し、監督は「終りは大写し」「廻り会う迄」などと同様ウォルター・エドワーズである。相手役は「可愛い海賊」そのほかパ社映画に多数出演、その後米国ファーストナショナル作品の人気者たるハリソン・フォードである。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:A Lady in Love

ストーリー

優しい女バーバラはこの男こそと思って一緒になった夫がやくざ者である上にすでに結婚した妻さえほかにあるのを知ってたちまち不幸な身の上となった。やがて夫はその地にもいたたまれぬ身となったが、彼女は離婚の件を相談すべく保護者の元を訪れた。はしなくもそれがその妻の激しい嫉妬を招いて彼女はますます苦しい立場に陷った。かくする中に彼女は同じ建物に棲むある1人の若者を恋したが、偶然にも保護者が彼女の離婚事件の解決のために雇った弁護士が彼女の意中の若者であった。やくざ者の夫の2重結婚が証されて彼女は自由を得、悪辣な先夫の毒牙を脱れて、恩人たり愛人たる若者ブレントの懐ろに。

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