恋心の女

解説

R・ラムゼイ氏の原作をアーサー・スタッター氏が脚色し、「情熱地獄」と同様アーヴィング・カミングス氏が監督した。ユ社映画で主役は「開拓の道」「父恋し」等のマーゲリット・ド・ラ・モット嬢で相手役は「夢の街」「君を思えば」等出演の若手新進ラルフ・グレイヴス氏、「嵐」「美貌の力」等のマット・ムーア氏が嫌われる男を演じている等は妙。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:The Jilt

ストーリー

ローズ・トレントンは戦争の為、盲目となったジョージ・プロセロに対する同情を自ら愛と誤認し婚約したが、其後彼女は真に己が恋するのは青年サンディ・サンダースンである事を知った。遂に彼女は自分の真の心をジョージに告げた。ジョージは胸の痛みを忘れるべく渡欧した。サンディーは帰ると間もなくジョージも不意に帰国した。サンディーとローズは気の毒なるジョージを能う限り幸福にすべく努力を惜しまなかった。1日此の2青年は共に旅行に出かけたが、ジョージ独り帰り来り彼女サンディーは悪者に殺されたと語った。翌日ローズの許へパリの医師からジョージは立派に視力を回復した帰国した筈の旨通信があった。彼女はジョージに偽りの態度を責めていた時、死んだと思われたサンディーが帰り彼に加えたジョージの奸策を語った。卑劣者は去り恋人同志は幸福に。

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