劇場王ブラウン

解説

「選手の後に娘あり」「ブラウン野球虎の巻」に次ぐジョー・E・ブラウン主演喜劇で、「スパイ(1930)」のアーサー・シーザー、「裁かれる魂」のアール・ボールドウィン及び喜劇俳優だったモンティー・パンクスが共同して書卸した脚本によってかつてリンチンチン映画の監督者だったレイ・エンライトが監督し、「恋愛即興詩」「フービー」のグレッフ・トーランドが撮影したもの。助演者は「彼女の名誉」「三太郎大西洋横断」のジンジャー・ロジャース、「七万人の目撃者」「間諜X27」のルー・コディ「フービー」のスペンサー・チャータース「裁かれる魂」のラルフ・インス「けだもの組合」のロバート・グリーグ、ヴィヴィアン・オークランド、メイ・マディスン、ウィルフレッド・ルーカス等である。

1932年製作/アメリカ
原題または英題:The Tenderfoot

ストーリー

世界的不景気はピーター・ジョーンズの牧場にも見舞った。彼の牧場は抵当に入っている。で金を作りピーターっは有金二万ドルを懐中にしてニューヨークへ出てくる。そして興行師サム・レーマンと会ってジーグフェルド・フォリースを見物に連れて行かれた。そして彼の口車に乗ってレーマンが興行中の芝居を半分だけ株を持つことになった。その芝居はもちろん不入りで酷い損をしている。と後で知ったピーターは怒ったが追いつかない。やぶれかぶれで彼のホテルの使用人のオスカーを説服してその芝居の権利を全部買い取った。ところがその芝居をやっている劇場へ言って見ると殆ど全部差押さえられて僅かに沙翁劇の衣装が古トランクの中に残っているだけだった。スターのマーティン嬢はその衣装は厭だと言って出演しない。困ったピーターはコーラス。ガールのルースに主役を演じてもらうことにした。するとこれが大当たりであった。観客は喜劇だと思ったからである。批評家は絶賛した。マーレンは口惜しがって何とかしようとやって来る。弁護士がこれはだと言掛かりをつけて来る。暴力団が強請りに来る。ピーターが拒絶すると暴力団はルースを誘惑した。ピーターは約束の場所へ赴き、六連発の拳銃で巧みに悪漢共を牢屋へ送り込みルースを助ける。レーマンは買戻しの相談に躍起となる。ピーターは十万ドルでなければ売らんという。折柄弁護士が窃盗問題でやって来て扉をノックする。ピーターはそれをジーグフェルドが買いに来たのだという。レーマンは泡を食って十万ドルを支払ったという嘘でピーターはルースを伴って牧場へ帰った。

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