拳銃稼業
劇場公開日:1955年11月21日
解説
「コロラドの決闘」(M・スティーヴンス、ドロシイ・マローン 主演)の続篇として、同じくアライド・アーチスツから同一スタッフにより製作発売された。今回はジャック・スレイドの同名の忘れ形見が中心となって物語が展開する。前作同様ウォーレン・ダグラスが書卸しシナリオを担当し「死刑か裏切か」のハロルド・シュスターが監督した。撮影は「死刑か裏切か」のウィリアム・シックナー、音楽は「死刑5分前」のポール・ダンラップ。出演は「緑の火・エメラルド」のジョン・エリクソンがジャック・スレイド2世に扮する他、「四十人の女盗賊」のマリ・ブランチャード、「第十一号監房の暴動」のネヴィル・ブランド、ケイシー・アダムスなど。「死刑か裏切か」のリンズレイ・パーソンズが製作する1955年作品。
1955年製作/アメリカ
原題または英題:The Return of Jack Slade
配給:アライド・アーチスツ=映配
劇場公開日:1955年11月21日
ストーリー
1886年、ミズーリ州セント・ジョーゼフ法律学校で西部開拓史の 講義をきいていた学生ジャック・スレイド(ジョン・エリクソン)は教授が亡き父を人殺し呼ばわりするや、その手にした書物に拳銃弾をブッ放して出ていった。学問を捨てたジャックは射撃の名手となりピンカートン私立探偵社の社員ライアン(H・ペトリー)と協力してワイオミング一帯を荒し回るビリー・ウィルコックス(ケイシー・アダムス)の強盗団一掃に乗り出した。だが彼の乗り込んだ列車はビリー一味の襲撃に会いジャックも愛用の拳銃をテキサス・ローズ(マリ・ブランチャード)と称する女に奪い取られた。目的地キャスパーに着いた彼はライアンと示し合わせてビリー一味の本拠“壁の穴”に乗り込み腕前をみせてビリーの客分となった。テキサス・ローズは男らしいジャックに惚れこみジャックも彼女に愛を感じるようになり堅気になることをすすめた。一味の全貌をつかんだジャックはライアンと協議の上警備隊員の乗り込んだ列車を強盗団に襲撃させ一網打尽とする手筈を整えた。ジャックの裏切を知って1対1の決闘を申し込んだ首領ビリーはジャックに仕止められたがテキサス・ローズはジャックをかばってハリーに倒された。壮烈な射撃戦の末一味は散り散りになりジャックは虫の息のテキサス・ローズを抱えて医者のもとに馬をとばせていった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハロルド・シュスター
- 脚本
- ウォーレン・ダグラス
- 製作
- リンズレイ・パーソンズ
- 撮影
- ウィリアム・シックナー
- 音楽
- ポール・ダンラップ
- 編集
- モーリス・ライト