グレイト・ガイ

解説

「無限の青空」「シスコ・キッド(1935)」のジェームズ・キャグニーがGN社に入っての第一回主演映画で、「大空の地獄」「鉄人対巨人」のジョン・G・ブライストーンが監督に当たったもの。原作はジェームズ・エドワード・グラントの大衆小説で、ヘンリー・マッカーティーとヘンリー・ジョンソンが協力脚色した。相手役は「女優ナナ」「スター悩殺」のメイ・クラークが勤め、「薔薇はなぜ紅い」のジェームズ・パーク、「当たり屋勘太」のエドワード・ブロフィー、「ポンペイ最後の日(1935)」のヘンリー・コルカー、新顔のバーナディーン・ヘイス、「諾?否?」のロバート・グレックラー等が助演している。カメラは「二つの顔(1935)」のジャック・マッケンジーの担任。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:Great Guy

ストーリー

ボクシング選手上がりのジョニイは市の度量衡検査官になった。政治ボスのキャヴァノオが企んだ自動車事故で主任のグリーンが負傷入院したので、主任代理となったジョニイは不正の輩を根絶さすべく敢然と起った。キャヴァノオは彼に贈賄しようとしたがジョニイは之を拒絶し、種々の圧迫に抗して闘争を続ける。彼の婚約者ジャネットは市の有力者で大食料品店主であるカニングの秘書を務めているが、常々ジョニイに向かって早く平和な新婚生活に入ることを願っていた。ジョニイはギャングの首領がカニングであることを探知したが、ジャネットはそれを信じない。そこでジョニイはある証拠を得て新聞に投書したが、証拠文書をカニング一味の元レスリング選手バートンに奪われ、反対に恐喝罪で訴えられそうになり、主人を信じているジャネットはこのため婚約を破棄した。ジョニイは友人ハンロン警部並びにかつてリングの好敵手であったビート・ライリーの助けを得て文書の隠された場所を探ろうとする。そしてカニングがバートンニ支払った小切手を策略を用いて手に入れ、首尾よくカニングとキャヴァノオを捕縛した。ジャネットも一切の真相を知ってジョニイと結婚する。

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