空中襲撃

解説

ジャック・レイト氏作の「空中郵便大強盗」に基づき「死後の霊魂」等と同じくT・ヘイズ・ハンター氏の監督になったもので、主役はフランス陸軍航空隊のシャルル・ナンジェスセ大尉が演じ、「海の掟」「孔雀の羽根」等出演のジャクリーン・ローガン嬢が共演し、ユ社映画でお馴染みだったグラティス・ウォルトン嬢を始めウォルター・ミラー氏、ローフォード・デイヴィッドソン氏等助演。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:The Sky Rider

ストーリー

ポールという若い米国人は戦争熱に浮かされて家出しフランス航空隊に加わった。彼はナンジュセ大尉の発動機に障害物を投げ込んだという嫌疑をうけ20年の刑を受ける。ポールと同じくマリーに恋しているヴァネスが総てを企らんだので彼はポールにナンジュセがしたのだと偽った。6年後ウィラード夫妻は息子の行方を尋ねてパリを訪れた。民間航空事業に転じたヴァネスはウィラードに息子さんは戦死したと嘘を吐いたが、ナンジュセ大尉はウィラードが持っている写真でポールだと知り、その放免を嘆願して赦された。ポールは彼を罵った。ナンジェスは了解に苦しんだ。心ならずヴァネスと結婚したマリーはポールの事のみを思っているのでヴァネスの嫉妬を煽り、ヴァネスは怒って自分の姦計をマリーに告げポールは獄死するに違いないといった。ナンジュセはウィラード家のルシルと婚約したがルシルは兄から兄を陥れたのは彼だと聞いて破約した。その後マリーはナンジュセに総てを打ち明け又ポールにも再会して物語ったのでポールはナンジュセに謝罪した。ヴァネスは空中郵便強盗を企んだがポールと大尉とに裏をかかれ墜落惨死した。2組の幸福な夫婦ができたのは言うまでもない。

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