気狂い乗り出す

解説

「俄か海賊」に次ぐレオン・エロール氏主演喜劇で英国滑稽小説家J・ストーラー・クラウストン氏作小説を映画化したもの。脚色者はレイ・ハリス氏とユージーン・クリフオード氏で、監督者は「蹴球王」「百鬼乱暴」等と同じくフレッド・ニューメイヤー氏が監督した。エロール氏の相手役は「地下鉄サデイー」「憧れの水兵」等出演のドロシイ・マツケイル嬢と「美女競艶」出演のケネス・マツケナ氏が演じ、ジャック・レイモンド氏、ウォーレン・クック氏、チャールズ・スラッタリー氏等が助演している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:The Lunatic At Large

ストーリー

宿無しの楽天家サム・スミスは4人の相棒と一緒に荷車に乗って旅をしていたが、通りがかりの立派な自動車に乗った紳士から24時間だけ代わりになってくれれば100ドル遣ると申し込まれて承知したばかりに気狂い病院に入れられてしまった。サムは気狂い共のなかに1人だけ正気の青年がいるのを発見した。それはビル・カロールという男でビアトリクスという許嫁と結婚するばかりになっていたのを、気の狂った双生児の弟ヘンリイに麻酔剤を嗅がされヘンリイと入れ代わりに病院を脱走するやビアトリクスの家に出掛けて結婚中止を忠告したが折り柄病院からサムを捕らえに人が来たのでビアトリクスはサムの言を信ぜず、ヘンリイをビルと思って飛行船上で結婚式を挙げそのまま新婚旅行に行くことにした。サムは再び逃れて飛行場に駆けつけ離陸せんとする飛行船の縄につかまって飛行船上に乗り移り、ビアトリクス諸共パラシユウトで飛び降りた。そして病院を脱出したビルの自動車上に着陸して、牧師の家に乗り付け結婚式を挙げた。サムはビルから約束の1万ドルでない1万枚のシガー引換券を貰った。

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