既婚男子に御用心

解説

フランツ・ジャッケスの原作をエドワード・T・ロウ・ジュニアが脚色し「人肉の桑港」「愚よ愚なれ」のアーチー・L・メイヨが監督し、「評判女候補」のフランク・ケッソンがクランクした。主なる出演者は「砂陣」のアイリーン・リッチ、「市俄古から来た女」のマーナ・ローイ、「麗人時代」のクライド・クック、リチャード・タッカー、スチュアート・ホームズらである。

1928年製作/アメリカ
原題または英題:Beware of Married Men

ストーリー

離婚問題を起こしているハントリー・シェルドンは法曹界に於いて偉大なる離婚専門弁護士として知られているレオナート・ギルバートの秘書マイラ・マーティンの妹ヘレンにじゃらついていた。シェルドン夫人は彼女の4度目の離婚について訴訟するためにギルバートを頼んだ。一方マイラはその昔シェルドンに苦い経験を持っていたので妹を保護しようと決心した。彼女は変装してシェルドンを訪れ、ヘレンから手を引いてくれと要求したが、シェルドンは仮病を使ってその話しを避けた。仕方なくマイラは彼の看護をせねばならなかったが朝になってみると病人がいない。トリックにかかったと思ったが、シェルドンの妻ジュアニタが真面目な顔をしてやって来たのでやっぱり真実かと考えた。世人から誤解されることを恐れ、マイラは人目を避けて帰ろうとしたが探偵ポッツの眼にとまってしまう。妹のヘレンは姉のこうした心配を知らずにラルフという若者と親しんでいる。ヘレンの考えではシェルドンの慕っているのは姉であると思っていた。そこでヘレンはシェルドンに午後彼のアパートを訪ねると電話をかける。これをいつの間にか知ったジュアニタとポッツはマイラのところへシェルドンがヘレンという女性を彼のアパートへ呼ぶ旨を知らせた。マイラは妹を救いにギルバートと共に車を急がせる。ヘレンはギルバートとマイラがシェルドンのアパートへ来た時隣りの部屋へかくれた。やがてジュアニタも現れた。3人は互いに人目につくことを恐れて室から室へ歩いたがついにマイラとヘレンは顔を合わせる。この時ギルバートはジュアニタとシェルドンの仲が元どうりになったことを伝える。かくてこのうるさい女達も完全に仲のいい友達となり、ジュアニタはよく良人を理解しこの事件は落着する。

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