キッド小船長

解説

リダ・ジョンソン・ヤング氏原作の同名の舞台劇をフランセス・マリオン女史が脚色し、「天涯の孤児」「ヨハンナの入営」等と同じくウィリアム・デスモンド・テイラー氏が監督した人情劇で、メアリー・ピックフォード嬢主演、ダグラス・マックリーン氏、スポッティスウッド・エイケン氏、ロバート・ゴードン氏等が対手である。

1919年製作/アメリカ
原題または英題:Captain Kidd, Jr.

ストーリー

メアリー・マクダヴィッシュと彼女の祖父とは本と骨董との店を開いていた。ジム・グリースンという無名の小説家が、彼等と共に住んでいた。ジムはもちろんメアリーを恋しているのである。メアリーの許へ間違って配達された本の中に「海賊の復讐」という書物があった。その本には宝物の隠してあるところが書いてあった。書物の正当な持ち主ウィリー・カールトンはメアリー及びジムと宝を探しに出かけたが、泥棒と間違われて散々な目にあった挙げ句、宝の箱を発見し開いてみると「世界中の最も大きな宝は健康と正直な労働とである」と書いた紙片が入っていた。メアリーは宝の埋まっていたバターフィールド農場を2000ドルで買い、これを鉄道敷設に際しウィリーに2万ドルで売り渡し、ジムの熱烈な愛に真の幸福を見出した。

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