虚栄の淵
解説
ジェラルド・ハーバーという中年紳士は十数年も連れ添った妻のカロールの虚栄に厭きて、貧しき家庭に育った乙女マーナに会うや、直に彼女に恋をしたが、無邪気な娘はやがて彼には妻あるを知り小さき胸は恨みに悶える。カロールの友ダイアナという執念深い女やフリントという心善くない政治家の間に種々な悪計が行なわれるが遂に虚栄は亡び、忠実な友のガーレットの計らいからマーナは幸福な道に入ることができた。ナルブロ・バートレイ氏の原作だが、筋の複雑している割に観客に強い印象を与えることが少ない。しかし撮影法や舞台装置は立派なものだそうである。
1918年製作/アメリカ
原題または英題:The Vanity Pool
スタッフ・キャスト
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