「"パナマ帽"」恐怖の岬 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"パナマ帽"
オープニングから流れるバーナード・ハーマンの音楽が印象的で本作をリメイクしたスコセッシの『ケープ・フィアー』ではエルマー・バースタインがオリジナルのバーナード・ハーマンによるスコアを編曲して用いた、スコセッシの『タクシードライバー』然りバーナード・ハーマンの映画音楽が冴え渡る。
どうしたってスコセッシがリメイクした『ケープ・フィアー』と比べてしまうオリジナルである本作、デ・ニーロに負けず劣らないロバート・ミッチャムの存在感は『狩人の夜』で演じた悪役からの地続きに思われる!?
クライマックスに向けての野暮ったさが面倒に感じられるが決闘後のオチはお決まりの展開にはならない方向性で、初めてオリジナルである本作を鑑賞したがスコセッシ版の面白さがより際立つ。
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