彼の子の母

解説

バーバラ・ル・マール・ディーリーの原作を、チャールズ・ウィルソンが脚色し、エドワード・ルサンが監督した社会劇で、主役は「天国への道」「乱入者」など出演のグラディス・ブロックウェルで、相手はウィリアム・スコット、ナイジェル・ド・ブルリエらである。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:The Mother of His Children

ストーリー

東方の国からパリへ来ている美しいイヴ公爵夫人は、米国の青年彫刻家リチャード・アーノルドの魂を魅し去った。アーノルドは彫刻「彼の子の母」を展覧会へ出品して1等賞を得た。そして夫人の誘惑をしりぞけるべく、本能的に妻を米国から呼び寄せようとしたが、不幸にも妻ビートリスは船中で死んでしまう。2人の子供は船会社の手でパリの彼の元へ届けられる。しかしこの時アーノルドはぬれぎぬで投獄されており、2人の子供は公爵夫人が引き取った。そして夫人は次第に女らしい性質に浄化され、アーノルドが出獄して来た時は、全然異った性格の女が彼を待っていた。

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