からくり令嬢
解説
「武装せる市街」「ギャング戦線」のラルフ・ベラミーと新人ジョーン・ペリーとが主演する映画で、ハロルド・シューメイトの原作をトム・ヴァン・ダイクが脚色し、「ギャング戦線」「百発百中の男」のD・ロス・レダーマンが監督した。助演者は「オペラ・ハット」「意気な紐育っ子」のダグラス・ダンブリル、ジョージ・マッケイ、ジーン・モーガン、等。キャメラはアレン・G・シーグラーが担当した。
1936年製作/アメリカ
原題または英題:Counterfeit Lady
ストーリー
アウグスト・モリノの宝石店に貴夫人に変装した年若い女が訪れ、モリノの貴重品たるあるダイヤモンドを盗んだ。しかし、モリノとしてはこの宝石の出所に暗い傷を持つので、私立探偵のジョニーに女を追跡して捕らえ、己の家に連れ帰ったが、この女すなわちフィリスは逃れてクイーン。シティ行きのバスに乗る。ジョニーがなかなか女を捕らえない上に、その行動に怪しいところがあると睨んだモリノは、別に部下を派遣して、途中でフィリスを捕らえるが、これもジョニーの活躍によって破られる。ジョニーとしては宝石の出所に疑義を持つ上に、フィリスに興味をひかれ、彼女の素性を知ろうとしたわけである。フィリスは遂に彼を信頼し、彼女はクイーン・シティの宝石商の娘で、店の問題の宝石を賊に盗まれ、それを探して犯人がモリノであると突き止めたことを打ち明けた。そして追いつ追われつの1行が、いよいよクイーン・シティニ到着してから、ジョニーとフィリスに危険が迫ったが、ジョニーの助手ピンキーノ活躍でモリノを始め1味全部が捕らえられた。ジョニーは実は宝石商組合の探偵であった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- D・ロス・レダーマン
- 脚色
- トム・バン・ダイク
- 原作
- ハロルド・シューメイト
- 撮影
- アレン・G・シーグラー