南瓜とお姫様

解説

「ヒョットコ夫婦」「ヒョットコ6人組」のW・C・フィールズが出演する映画で、ジュリアン・ストリートの原作を先の2映画のウォルター・デレオンがポール・M・ジョーンズと共同して脚色し、「青春の頬杖」「競馬天国」のアール・C・ケントンが監督にあたり、「坊やが盗まれた」のアルフレッド・ジルクスが撮影した。助演者は「兄貴は世界一」のジョーン・マーシュ、「美人探し」のバスター・クラブ、「坊やはお休み」のエイドリアン・エイムス、「ジェニイの一生」のルイズ・カーター等。

1934年製作/アメリカ
原題または英題:You're Telling Me

ストーリー

クルスタル・スプリングスという小さな町に発明狂のサムが妻と娘のポーリンと貧しい暮らしをしていた。ポーリンは町の金満家の息子のボッブ・マーチスンと恋仲であったが、ボッブの母親は身分が違うといって2人の結婚に反対していた。サムは絶対にパンクしない自動車タイヤの発明に成功して、クリーヴランドのタイヤ会社に権利譲り渡しを申し送ったが、実験した上で成績良好なら買おうとの返事を得て、勇躍してクリーヴランドに出発する。しかしサムは自分の自動車と警察自動車を間違えて警察自動車のタイヤにピストルの弾を打ち込んでしまったのである。無論そのタイヤはパンクしてしまい、サムは失望して国へ帰る汽車に乗った。汽車の中で彼はふとしたことでレスカブウラ公爵夫人と知り合いになり、夫人に今までのことを話した。夫人は痛くも彼に同情して、サム一家のために力を貸そうと決心し、数日後クルスタル・スプリングスへ旧友を訪問するという触れ込みで乗り込んできた。町の人々はこの有名な外国の身分たかき女性を迎えるので大騒ぎをして、町長やボッブの母のマーチスン夫人などが停車場へ出迎えにでたが、級友というのが町中の笑いものサムと聞いて2度吃驚した。公爵夫人はマーチスン夫人の招待を断ってサムの家を訪ねたので、サムの家は一躍町の社交界の中心となり、ボッブとポーリンの婚約も恙なくまとまった。そこにタイヤ会社の社長が乗り込んできて、サムの発明が完全であることを告げ権利買取を申し込んだ。すると公爵夫人も買いたい様な顔をしてくれたのでサムは大金で権利を売ることができ、町で一流の富限者となった。

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