彼女の選んだ道

解説

「今宵ひととき」「恋愛即興詩」と同じくグロリア・スワンソン主演映画で「名門芸術」「一六生活線」のシリル・ガードナーの監督のもとに英国で撮影されたもの。原作はマイルス・モールソンで、撮影は「旅愁」「月世界の女」のクルト・クーラントの担当。助演者は「貞操切符」のローレンス・オリヴィエ、スワンソン嬢の夫君マイケル・ファーマー、「君とひととき」「母性」のジェヌヴィーヴ・トビン、「恐怖の甲板」のジョン・ハリデイ、英国舞台俳優のノーラ・スウィンバーンおよびサー・ナイジェル・プレイフェア、その他である。

1933年製作/アメリカ
原題または英題:Perfect Understanding

ストーリー

ジュデイは、しっかりした結婚観を持った若いアメリカ娘だったが、英国青年ニコラスと恋に落ち、結婚する事になった。2人は愛し合っていたので、理想的な結婚生活を打ち立てようと決心した。パリ、ヴェニスと楽しい新婚旅行は夢の様に過ぎ去った。ジュデイは職業があったので、夫より一足先にロンドンに帰り、ニコラスは友人ジョージ夫妻の滞在するカンヌに遊んだ。妻のいない寂しいニコラスの前に、昔馴染みのステファニイという人妻が現れた。ついに二人は越えてはならぬ垣を越えた。やがて、ロンドンに帰ったニコラスは、愛する妻ジュデイを偽るには忍びず、ステファニイとの始終を告白した。ところが、ジュデイにも、夫に打ち明けられぬ心の秘密があったのだ。二人はいま許しあっていた。だが、何か解けぬ固いわだかまりがそこにはなかったであろうか。そのわだかまりは、二人を別れさせねばならなかった。が、依然二人は愛し合っていた。ジュデイとニコラスが深い愛情の上に立って完全に了解し合うのは、いつの日の事であろうか?

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