活動屋往来

解説

「象狩り二人行脚」「流行スコッチ縞」と同様ジョージ・シドニー、チャーリー・マレーの共演喜劇。ハワード・J・グリーンの脚本によって「無冠の帝王」「キスメット(1930)」のジョン・フランシス・ディロンが監督し、「東は西」「猫は這い寄る」のジェリー・ブッシュが撮影したもので、助演者は「女学生の日記」のノーマン・フォスター、「尖端脚化粧」のジューン・クライド、エマ・ダン、エスター・ハワード、アイリン・パーシー等々。

1932年製作/アメリカ
原題または英題:Cohens and Kellys in Hollywood

ストーリー

汽車も滅多に通らない片田舎ヒルスポロ町でコーヘンは活動小屋、ケリーは料理店を経営して仲よく交際していたがある時、ケリーの娘キティーがハリウッドの映画会社の女優募集に応じたことからケリー一家はハリウッドに引移った。間もなくキティーの美貌は認められて一流スターとなり一家の暮らしも急に贅沢となった。この時コーヘンの一家もケリーからの手紙を読み息子モーリスを先頭に乗り込んでくるが今は名流となったケリー一家は相手にしない。そのうち、トーキー流行時代となり声の悪いキティーは没落し、反対にモーリスの音楽的才能は認められたちまち両家の地位が転倒する。が、それも束の間、モーリスの作曲も飽きられケリー一家もコーヘン一家も元の黙阿弥となってしまう。そして故郷の村へ帰る途中、互いに自分たちの非を悟り昔通り仲よくなった。

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