海洋児(1942)

解説

「北西への道」のケネス・ロバアツの原作を、グロヴアー・ジョオンズが脚色し、「キッス・タイム」のリチャード・ウォーレスが監督した1942年作品。撮影は「Gメン対間諜」のノーバート・ブロディン。主演は「紀元前百万年」のヴィクター・マチュアで、ルイズ・プラット、レオ・カリーロ(「アリゾナ無宿」)、アラン・ラッド(「別働隊」)、ブルウス・キャボット(「テキサス警備隊」)らが助演する。

1942年製作/アメリカ
原題または英題:Captain Caution

ストーリー

1812年、米英戦争の始まったころ、開戦を知らずに米船オリーヴ・ブランチ号が東洋からアランデル港へ金嵩な荷を積んで航行中、英船ビートル号に捕らえられ、船長は殺され、船長の娘コランナ(ルイズ・プラット)、用心船長の仇名のあるダン(ヴィクター・マチュア)を始め乗組員は英船に檻禁され、そこで英国人スレード(ブルース・キャボット)と仏人アルガンドオ(レオ・カリーロ)と一緒になった。しかしビートル号は米巡洋艦に拿捕され、オリーヴ・ブランチ号はコランナの手に帰された。彼女は保守的なダンを嘲り、スレードを1等運転士に命じ、彼の計略でフランスに寄港させられた。スレードは秘かに英国に渡り、奴隷買商の金持ちポッタアに話を持ちかけブランチ号の積荷の乗っ取りを計り、コランナたちが下船している間に船を拿捕してしまった。ダンやアルガンドオたちは、檻獄船に移され、スレードはブランチ号を、ダンが1戦も交えず明け渡してしまったのだと言って、コランナの手に帰した。コランナは、スレードに恩を感じ、彼の手に抱かれ、2人で米国に向かおうとした。一方、ダンたちは計略を使って檻獄船を脱出し、スレードの裏切りを聞いてブランチ号を追い、スレードを倒して、コランナとダンは和睦した。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第13回 アカデミー賞(1941年)

ノミネート

音響録音賞  
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