女は真っ平(1931)

解説

「喧嘩商会」「彼女の名誉よ」出演のチャールズ・ラグルズが主演する喜劇で、A・E・トーマスとクレイトン・ハミルトン共作の舞台喜劇に基づいて、劇作家オーウェン・デイヴィスと「三太郎大西洋横断」のガートルード・パーセルとが共同で台本を作り、「僕の幸福日」「ラグビー時代」のエドワード・クラインが監督し、「心を汚されし女」「恋愛四重奏」のラリー・ウィリアムスが撮影した。助演者は映画初出演のロシア舞踊手のタマラ・ゲヴァを始め「けだもの組合」のマーガレット・デュモン、「女は嘘つき」のベティー・ガード、スー・コンロイ、ドナルド・ミーク等である。

1931年製作/アメリカ
原題または英題:The Girl Habit

ストーリー

金持ちで独身のチャーリー・フロイドはすべての娘に親切であった。しかしルーシー・レドヤードという美しい娘と婚約をしたので、ほかの女達のことは忘れてしまおうと決心した。ある日のこと彼はルーシーとその母親レドヤード夫人のお供をして婦人衣裳店に買い物へ行った。そこでチャーリーは昔の恋人ソーニャが女売り子になっていることを発見した。ソーニャはチャーリーから送られた熱烈なラヴ・レターの束を持っているので、それを取り返すつもりで彼女のアパートへ尋ねて行くことを約束した。がめざといレドヤード夫人はチャーリーの尻尾を捕まえたので、彼は止むなく夫人が主宰している刑務所改善委員会に5万ドル寄付することにして夫人のご機嫌を取り結んだ。かくてチャーリーはソーニャのアパートを訪れたが、そのところへソーニャの亭主で無頼漢のトニーが突然帰って来て、ひどく嫉妬を起こしチャーリーを殺すといきまいたが、彼はやっとのことでその場を逃れた。その晩チャーリーはルーシーのもとを訪れたが、そこへソーニャがやって来て、トニーがチャーリーを殺しに仲間を連れて来るから用心しろと忠告した。果せるや彼はルーシーの家から帰る途中、トニーの一味に包囲され、一味の自動車に乗せられようとした。そのとき彼の昔馴染みの女友達が乗った自動車が通りかかったので、素早くその自動車に飛び乗ってトニーの一味を巻いてしまった。翌日トニーの一味から隠れるために彼は故意に拘留されて市の刑務所に入れられた。レドヤード夫人等の刑務所改善委員会の一行が、たまたま刑務所参観に来たので、夫人はチャーリーを発見して驚いたが、ソーニャがこれはルーシーに恋している他の男の嫉妬のあまりやった仕事だと説明したので万事円満に解決した。

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