踊るカレッジ

解説

フレセリック・ハヅリット・プレナン及びジャック・マック・エドワード両氏合作の原作を「輝く天国」「離婚結婚」のジェームズ・ティンリング氏が監督した全発声の歌舞曲映画で、俳優には「サモアの花」「モダン出世鏡」のロイス・モーラン嬢、「化物行進曲」のヘレン・トゥウェルヴトゥリーズ嬢、「青空」のウィリアム・オーラモンド氏、デーヴィット・パーシー氏、エリザベス・パタスン嬢、デューク・モリソン氏等が出演している。キャメラは「極北恋の滑走」「紅の踊」のチャールズ・パーシー氏担当。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:Words and Music

ストーリー

ダーネル・カレッヂは学生の作った喜歌劇の懸賞競技会の準備と練習とで沸き返っていた。メエリー・ブライアンと恋仲のフィル・ディングは彼の仲間のスキート・ムルローイから競技に加わるよう勧誘されていた。フィルは才能ある歌い手であり、また作者であった。彼の恋敵ピート・ドナユーは競技の方でも彼の好敵手であった。メエリーの大人気を羨むドロシー・ブレークはフィルに向かってメエリー代わりに自分を彼の喜歌劇の女主人公にせねば、メエリーの悪戯を公表して彼女を学校から放遂させてしまうと言って驚かした。これがためにフィルは心ならずもメエリーを説伏してピートの組の女主人公になってもらった。メエリーは立腹と失望とに襲われたが不承々々にそれを承諾した。競技会の夜となった。メエリーは歌い手及び踊り手として初舞台に現れ大成功を収めた。途中メエリーは意を決してドロシーの支度部屋にゆき、ドロシーから衣装を奪い、こんどはフィル組に登場し、フィルの驚きと喜びの内にまたまた大喝采を博した。その結果ついに賞金はフィルとメエリーの組に与えられ二人の恋人は幸福に結びつけられた。

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