男馴らし

解説

ジョン・バートン・オクスフォード氏原作の人情劇で、ハリー・ハーリス氏が監督したもの。主役はグラディス・ウォルトン嬢で、曲馬団が背景に使ってあることは「天空の女」と同様である。「ウォルトン嬢の魅力ある演技によって貧弱な筋が稍救されている」とウァールド誌は評している。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:The Man Tamer

ストーリー

田舎廻りのサーカスに獅子使いとして父と一緒に雇われていたキティー・ホーリガンという美しい娘があった。1日彼女の父は獅子に襲われて重傷を負った。この時勇敢な働きをしたブラドレイ・カルドウェルという青年をキティーは尊敬したけれど、その後彼が酒飲みの怠け者である事を知って彼女は幻滅を感じたのであった。サーカスの持ち主デルマーの卑しい心を恐れたキティーはそのサーカスを止めてしまった。ブラドレイは彼女に知らさずに彼女をある寄席に出演するように取り計らった。息子の乱暴な気質を直そうとブラドレイの父はキティーに頼んだ。彼女はついに彼を立派な男とすることに成功したが、彼を心から恋するようになってしまった。そして結局彼女はブラドレイとの仲を父親に許された。

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