狼の娘

解説

「ウーマンス・ウァールド」誌所載のヒュー・ペンデクスター氏の原作を、ツリー・マーシャル氏令閨マリオン・フェアファックス女史が脚色し、「猛襲」「仮面の人(1919)」等の監督アーヴィン・V・ウィラット氏が監督したもの。金春館で「沙漠の花」で最近紹介されたライラ・リー嬢がエリオット・デクスター氏を相手として主演した。美しい天然背景と、火の出る様な活劇と、そして美しいローマンスとを味わうべき好映画と米誌は評している。

1919年製作/アメリカ
原題または英題:A Daughter of the Wolf

ストーリー

「狼」と呼ばれたアンスウォースは、雪深いカナダで禁猟の海狸を捕えたり、禁じられている火酒を原住民に売ったりして不正の利益を収めていた。彼の娘アネットは、父親に似ぬ心優しい乙女であったが、ある年の春父に連れられて国境を越えた米国のある町に来て大きなホテルに泊ったところ、ロバート・ドレイリーというニューヨークの青年と知り合いになった。海狸の皮を密輸出する悪人連を捕えんとする探偵ボンフレットは、その翌年カナダへ「狼」を取り押えるために出張し、乗馬警官隊と協力して次第に「狼」に迫って来た。この時ロバートはかつて会ったアネットの面影を忘れること能わず、同じくこの地へ到着したが、アネットを恋しているジムのため収税吏間違えられて重傷を負わされる。彼はアネットの看護で傷も癒えたが、ちょうどこの時「狼」の一味は警官隊に襲撃せられ、悪人全部取り押えらる。アネットは情あるロバートに引き取られて米国へ来ることになった。

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