映画の都に出でて

解説

レイモンド・L・シュロック氏とエドワード・クラーク氏とが原作を書き下ろし、グレアム・ベイカー氏が脚色し、ロイド・ベーコン氏が監督したもので、「疾風武者」「陽気なパリっ子」等出演のパッシー・ルス・ミラー嬢、「眠らぬ街」「鷲鳥飼う女」等出演のルイズ・ドレッサー嬢及び「ステラ・ダラス(1925)」「白馬王国」等出演の小ダグラス・フェアバンクス氏が共演し、スチュアート・ホームズ氏、アンダース・ランドルフ氏、ジョージ・ニコルズ氏、エミール・ショータール氏等が助演している。

1926年製作/アメリカ
原題または英題:Broken Hearts of Hollywood

ストーリー

かつて映画女優だったヴァージニア・ペリーは夫や娘を棄てて再びホリウッドに現れたが容貌既に衰え始めた彼女は不遇の嘆を洩らすより仕方がなかった。彼女の娘ベティー・アンは娘盛りとなり美人投票の勝者に選ばれホリウッドに向かった。途中で彼女は同志のハル・ベーカーという若者と一緒になりホリウッドに着いた。併し2人共処女出演で大失敗をしホップ・マーシャルという良からぬ男がやっている映画俳優学校に入った。エキストラのモリーに誘われたベティー・アンが評判の悪いカフェエに遊びに行った時、不時の手入れがあって彼女は検束され投獄された。100ドルの保釈金を出さねば鉄窓を出られぬと聞いたハルは危険な離れ業を演じて彼女を助けた。そのためハルは重傷を負い転地療養の必要があった。ベティーはかねて自分に色目を使っているスターのラヴジョイにハルを救って呉れれば自分の身を提供すると言った。ラヴジョイは彼女の胸中を察し彼女を自分の家族に紹介すると共に、良い役に世話をしてやった。偶然ヴァージニアがベティーの母親の役として契約された。実の母娘と知ったベティーの演技は真に迫り監督に褒められた。ホップは宣伝方法を相談するからと言ってベティーを招いた。ホップの人物を知っているヴァージニアは娘の身を気遣って行き、危ない所で娘を護るためにホップを射殺した。獄中のヴァージニアは暫時の猶予を乞うてスクリーンに映る娘の演技を見に行った。公判の日ベティーは母のために証言をした。母が無罪となる日にハルの健康も回復し愛と幸福とは彼らを訪れた。

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