運命の街

解説

オー・ヘンリー氏原作の短篇によってチャニング・ボロック氏の作った舞台劇を脚色したもので、ポーリン・フレデリック嬢が主役である。「13号室」と同じくフランク・ロイド氏の監督である。対手役はジョン・ボワーズ氏で、ジェーン・ノヴァック嬢、モード・ジョージ嬢、ハーディー・カークランド氏等も出演する。「若き人の眼」と同じような筋の組立で、ボワーズ氏の扮する主人公デイヴィッド・マーシュが見る3つの夢を描き出してある。フレデリック嬢はアラスカの酒場の女主人、ニューヨーク社交界の淫婦、欺かれた田舎娘、及び愚かにも男を愛しすぎた娘の4役を演じている。「望みなき筋が、ただスターの立派な演技によって幾分興味を高められているに過ぎない。」とニュース誌は評している。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:Roads of Destiny

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