失われた男(1969)

解説

キャロル・リードの名作『邪魔者は殺せ』の再映画化。「愛は心に深く」の俊英ライターであるロバート・アーサー監督第1作。出演は「暴力波止場」「愛は心に深く」で彼とコンビを組んだシドニー・ポワチエ、「オー!」「若草の萌えるころ」で人気上昇のジョアンナ・シムカス、「フィニアンの虹」のアル・フリーマン・ジュニア、「愛は心に深く」のレオン・ビッブなどの異色キャスト。作曲には「夜の大捜査線」のクインシー・ジョーンズが当たり、撮影をジェリー・フィナーマンが担当している。

1969年製作/アメリカ
原題または英題:The Lost Man

ストーリー

アメリカ東部海岸の港湾工場で黒人労働者のデモがあり平和主義者のリーダー、デニス(アル・フリーマン・ジュニア)が逮捕された。一方、急進派ジェイソン(シドニー・ポワチエ)、エディ、レジーは75ドルの現金を工場から略奪する計画をしていた。このとき、若い未亡人で社会運動家キャシー(ジョアンナ・シムカス)が訪ねて来たが、彼らはとりあわなかった。デニスが釈放されるや計画は実行された。現金略奪には成功したが、レジーは射殺され、ジェイソンも負傷した。捜査網を逃れる途中で彼はキャシーに出会い、2人の間に初めて甘い言葉が交わされた。ジェイソンから連絡を受けたデニス達は彼を逃がす手配をしていた。波止場に用意された貨物船に乗ろうとしたジェイソンは、キャシーの父の密告を受けた警官隊に襲われ酒場に逃れた。やがて、そこを捜しあてたデニスとキャシーが来た。そしてジェイソンとキャシーは2人で逃れる決心をした。だが、2人を待っていたのは貨物船ではなく、警官隊の銃火であった。

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