医者の日記

解説

「結婚の贈物」「オペラ・ハット」のジョージ・バンクロフト、飛行士から映画俳優に転じたジョン・トレント、「平原児」のヘレン・バージェスが共演するB・P・シュールバーグ作品で、「少年G戦線」のサミュエル・オルニッツと「結婚の贈物」のジョセフ・アンソニーが書卸し、「大鴉」のデイヴィッド・ボームが脚色し、「アリゾニアン」のチャールズ・ヴィダーが監督に当たり、「ジャングルの女王」「放送豪華版」のハリー・フィッシュベックが撮影した。助演俳優は新進のルース・コールマン、新顔少年俳優レイ・ハウルド、「二つの顔(1935)」のモリー・ラモント、「女罠」のシドニー・ブラックマー、チャールズ・D・ウォルドロン、スー・キャロル等である。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:A Doctor's Diary

ストーリー

ダン・ノリスはスタンウッド病院の若い熱心な医師で、スタンウッドの娘キャサリンと婚約の間柄であった。ルース・ハンロンはそこの看護婦であったが、医師たちがそれぞれ担当の患者を持ち、重症患者が急を要する場合にも、それが他の医師の担当だからという理由で、見向きもしてくれないのに、憤慨して病院をやめてしまった。その後ノリス医師の紹介で天才ヴァイオリニストのマイケル少年が腕の手術に入院したが、担当のラドロウ医師が病院の保護者に呼ばれてシカゴへいくために、手術を延期した。このためにマイケルの腕は取りかえしのつかぬ結果となり、マイケルの母親フィールディング夫人は、病院を相手どって告訴を提起した。ノリスは正義のため、ラドロウ医師に過失ある旨を証言すると明言したので、病院を免職となり、キャサリンとの婚約も解消されてしまった。その時、市に小児マヒが流行した。ノリスはその専門医だったので、ルースやドリスコル医師等と診療に従事した。ところがこの伝染病を防ぐには彼がスタンウッド病院滞在中に研究していた血清を完成させなければならない。やむなくノリスは、マイケルのために有利な証言はしないと約して、再び病院に戻った。そのために小児マヒの流行は終わったが、公判廷で予期に反してノリスが証言しないので、逆上したフィールディング夫人はその場でノリスを狙撃した。しかしノリスはラドロウの手術で助かり、またマイケルの腕も回復の見込みがついた。そしてノリスは愛し合うようになったルースとめでたく結婚することになったのである。

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