アリゾナの天地

解説

「夢想の楽園」「離婚時代」出演のゲイリー・クーパーの第1回主演西部劇で、リチャード・アレン・ゲイツ作の物語をマリオン・ジャクソンが改作し、ジョン・ストーンとポール・ガンジェリンとが脚色し、「快傑義涙」「森の男(1926)」等と同じくジョン・ウォーターズが監督したもの。相手女優は「怪騎手」出演のベティー・ジュウエルで、ジャック・ドハーティー、エル・ブレンデル、ジョー・バターウォース、ガイ・オリヴァーほか、名馬フラッシユ号が活躍している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:Arizona Bound

ストーリー

白馬に跨った1人の青年が飄然と金鉱の中心地ゴールド町に現れた。彼の名はデーヴ・ハーパー(ゲイリー・クーパー)といい、旅から旅へ漂泊い歩く浪人である。彼はこの町で一番美しい娘アン・ウインスロー(ベティー・ジュウエル)に惹きつけられてこの町に足を留めた。その日はあたかも町から巨額の黄金を発送する前日で、町の人々は前祝いに大浮かれをしていた。デーヴはその夜アンと一緒に踊りたいために舞踏会に行ったが、この処でかねがねアンに心を寄せているバック・ハンナ(ジャック・ドハーティー)という馬車屋が何か良からぬことを計画していることに気づいた。ハンナは大金の横領を企てているのであった。翌日アンの父親が仕立てた馬車に大金を積んでテキサス・ジャック(クリスチャン・J・フランク)という悪漢の一味が馬車を襲い金を横取りしようとするのを、そっと跡を尾けていたデーヴが救ったが、かえってバック・ハンナの計略にかかって捕らえられ悪人の1人として町に連れ帰られた。アンと彼女の弟はデーヴを助けて逃がした。ところがハンナが山に隠しておいた金が偶然他人に発見され、ハンナは悪事が露見しそうになったので、アンを捉えて逃亡を企てた。デーヴはそれを知るや直ちに追跡を始め、追いつき大格闘の末に金とアンを取り戻した。

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