甘い暴走
劇場公開日:1968年10月22日
解説
ウィリアム・マレイの同名小説をトム・マンキーウィッツが脚色し、ハーヴェイ・ハートが監督にあたっている。撮影はロバート・ハウザー、音楽はピート・ルゴロが担当した。出演は「空から赤いバラ」のアンソニー・フランシオサ、「恋とペテンと青空と」のマイケル・サラザン、「いつも2人で」のジャクリーン・ビセットほか。製作はジョー・パスターナク。
1968年製作/アメリカ
原題または英題:The Sweet Ride
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1968年10月22日
ストーリー
カリフォルニア州マリブ海岸。ここがコリー(アンソニー・フランシオサ)、チュー・チュー、デニーたちの巣である。コリーは中年の無職者だが、ほかの若者たちはみなスポーツマンで、スポーツ好きのカモを見つけては、その相手をし、金を稼ぐ。彼らには、それぞれ恋人がいるが、特にデニーの恋人ビッキー(ジャクリーン・ビセット)はテレビタレントの卵で、とりわけの美人。2人の出逢いは海の中だった。水着を流してしまい、困っていた彼女をデニーが助けてやったのだ。2人の関係は急速に親密度を加えていった。ある夜明けに、海岸通りを突っ走る車の中から大きな包みが放り出された。中身は何者かに暴行された、いたたましいビッキーだった。やがて彼女は救急車で運ばれ、デニーが暴行犯人として調べられた。彼の包み隠しのない陳述と、コリーの証言とで、無事釈放されたものの、2人は納得できない。そして2人は捜査にのり出し、テレビのプロデューサーと土地の愚連隊が犯人であることをつきとめた。そして犯人に制裁を加えると同時に、自分たちも、彼らと同工異曲の生活をしていることに気づき、さっぱりと足をあらって堅気の生活に戻ろうと決心するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハーベイ・ハート
- 脚色
- トム・マンキウィッツ
- 原作
- ウィルアム・マレイ
- 製作
- ジョー・パスターナク
- 撮影
- ロバート・ハウザー
- 音楽
- ピート・ルゴロ
- 編集
- フィリップ・W・アンダーソン