当たり狂言

解説

フランク・R・アダムスがス書きおろした物語に基づいて、フォレスト・ハルシーが脚色し「女心」「アルゼンチン情話」のアラン・ドワンが監督。主役は「女心」「ありし日のナポレオン」のグロリア・スワンソン。共演にローレンス・グレイ、「夫婦円満哲学」のフォード・スターリング、ガートルード・アスターなど。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:Stage Struck

ストーリー

ミシシッピ河に沿う小さな町の小料理店の給仕女ジェニー(グロリア・スワンソン)には名女優になる夢があり、秘かに演劇通信教育を受けていた。何故ジェニーが女優を志すのかというと、彼女が恋する店の料理人オーム(ローレンス・グレイ)が、女優好きだから。ジェニーはオームの愛を得るには、女優になるのが近道だと思っているのだった。ある日、バック(フォード・スターリング)の率いる船劇場が、町にやってきた。オームは看板女優リリアン(ガートルード・アスター)と知り合いになり、それを嫉妬したジェニーはオームが彼女と会うのを妨げる。しかし、二人の仲は急速に深まってゆく。バックは不景気なのでジェニーの野心を利用して、彼女を船劇場の舞台に立たせることにする。主役がジェニーだということは当日になっても発表しないままにして、土地の者が舞台に立つことに、当日見物人は劇場に押し寄せる。本番で、ジェニーはなんと覆面をしてリリアンとボクシングしなければならなかった。ジェニーはリリアンを倒すが、それは筋書きとは反対だったので、怒ったリリアンはジェニーの不意をうつ。町の人々は、覆面の下がジェニーと知ると、彼女に罵倒を浴びせた。悲しんだジェニーは、船から身を投げてしまう。オームは河中に飛び込んで、必死にジェニーを探した。ジェニーは奇跡的に船の横腹の釘にひっかかり、ぶら下がっていた。その後、ジェニーは女優志願を捨ててオームと結ばれ、2人で水上料理店を幸福に営むのだった。

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