悪名高きテキサス人

劇場公開日:

解説

「怒涛の果て」のエドワード・ルドウィグが監督し、「西部の覆面男」のウィリアム・エリオットが主演する西部劇、1947年作品。ハル・ロングのストーリーを「ダコダ荒原」のローレンス・ハザードとホレース・マッコイが共同脚色し、撮影は「西部の怒り」のレギイ・ランニング、音楽は「アリゾナの嵐」のジョン・キャロル、「硝煙の新天地」のアルバート・デッカー、「アリババと四十人の盗賊」のアンディ・デヴァイン、キャサリン・マクロード、パトリシア・ナイトら。

1947年製作/アメリカ
原題または英題:The Fabulous Texan
配給:リパブリック=NCC
劇場公開日:1952年6月12日

ストーリー

南北戦争直後、テキサス地方は悪党ギブソン(アルバート・デッカー)の命令のもと、警察官によって無法が横行していた。戦争から帰ってきた親友同士、ウェズレイ(ジョン・キャロル)とジム(ウィリアム・エリオット)は、この有様に憤慨したが、ジムの許婚アリス(キャサリン・マクロード)がウェズレイと恋に落ちたので、事はもつれてきた。ところがウェズレイの父が兇悪な警官に射殺され、ウェズレイは怒ってその警官を殺して身を隠してしまった。この一件でウェズレイは英雄視され、ギブソンはこれを快く思わず、ウェズレイを捕らえようとしたが、ジムは彼を逃してやった。ウェズレイは血気の若者たちに祭り上げられ、無法者と化した。一方、グラント大統領から裁判官に任命されたジムは、まずウェズレイの身の証を立ててやろうとしたが、ウェズレイはすでに数々の悪事を重ね、アリスとの恋もあきらめて、ひとりメキシコへ逃げのびようとしていた。だがウェズレイは追ってきたギブソンと撃ち合いの後、共に倒れた。そして数十年が流れて、老いたアリスは、テキサス解放に力をつくした亡き夫ジムの働きを孫に話して聞かせるのだった。

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