暁の襲撃

解説

「化石の森」「Gガン」に出演したディック・フォーランが主演する西部劇で、ロイ・チャンスラーとハロルド・バックリーが協力書卸した台本によりノエル・スミスが監督し、テッド・マッコードが撮影したものである。助演者は新進のリンダ・ペリーを始め、ミルトン・キッビー、トム・ブラワー、ジェームズ・ファーレー等の面々である。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:California Mail

ストーリー

駅馬車の馭者ビルはインディアンに襲撃されたが、無事に切り抜けて町へ着いた。その頃、町では駅馬車業者に郵便物運搬を請け負わせる入札が行われるので、ビルは父のサムと一緒に入札しようと考える。ところが入札の結果はビル父子とバントン兄弟が同額だったので、郵便局長は駅馬車の競争をやらせ、勝った方に落札することに決める。バントン兄弟のうちロイはビルの恋人メリイに恋慕しているので、日頃からビルを憎んでいた。そこで兄弟はビルを妨害しようとし、格闘の揚げ句ビルは岩の間に落ちるが愛馬スモーキーに助けられる。バントン兄弟はビルの馬車の鋲を抜き取って置いたので、ビルは競争に負け郵便物輸送はバントン兄弟の手に落ちた。ある日ビルは一台の駅馬車が強盗に襲われているのを見たが、驚いたことに強盗はバントン兄弟とその一味であった。彼らは罪をビルに着せるためスモーキーを盗み、仲間の一人が駅馬車を襲い、その際メリイの父親ダンは殺される。乗客はビルの仕業だと考え、メリイもそう信じた。このためビルは捕らえられる。バントンは牢番を買収し、故意にビルを逃がしておいて殺してしまおうとする。しかしビルは裏をかいて逃亡し、父と二人で真犯人を捕らえるため金貨を輸送する風を装い、その噂がバントンの耳に入る。バントン一味は計略とも知らず馬車を襲い激しい銃火が交えられたが、ついに一味はビルの仲間に降服し、ロイはメリイをさらって逃げようとしたが、後を追ったビルとスモーキーのために殺される。ビルは父親と共に駅馬車会社の経営を始めメリイと結婚した。

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