愛国の血潮

解説

人気者のウォーレス・リードを主役として戦争中作られた戦争余話で、相手役は最近では「愛の岐れ路」に出演した腕利きのキャスリン・ウィリアムス、ジョラルディン・フェァラーの夫君たり、かつ気品ある名優たるルー・テリジェンの監督になった映画である。原作はハーヴェイ・シュウ。

1918年製作/アメリカ
原題または英題:The Things We Love

ストーリー

トレモント大鉄工場主たるマーガレットは大戦が起こると同時に工場を国家のために砲弾製造工場と変じ、米国も参戦するにおよんでそれを国用に供した。しかるにその社長たるケンウッドは密かに敵国スパイと共謀し該工場を爆発させようとした。マーガレットと婚約あるここの副社長のロドネーは社長の態度について彼女と意見を異にし婚約も取り消し会社も退いて工夫に身をやつし見事ケンウッドら独探の陰謀を探知し工場爆発を未然に防ぎ、彼女との間にも前にも増した愛情を復活し得たのである。

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