「プリティ・プリンセスがスキャンダラス・ガールに」アン・ハサウェイ 裸の天使 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
プリティ・プリンセスがスキャンダラス・ガールに
てっきりアン・ハサウェイがブレイクする前の作品かと思いきや、2005年の作品。
『プリティ・プリンセス』でブレイクし、この年は『ブロークバック・マウンテン』で評価され、翌年は『プラダを着た悪魔』が控えていた頃。
人気も実力も上り調子の時期に本作のようなスキャンダラスな作品に出演していたとは、驚き。
日本未公開。
罪深いのは、この邦題。まるでB級エロムービー…。
勿論アンのお○ぱいや大胆なセックス・シーンもあるが、話自体は至ってシリアス。
裕福な家庭に育ちながらも、退屈な日常に飽き飽きしている女子高生アリソン。
麻薬の売人と出会い、その刺激さに魅了されていく。
やがて友人と訪れたモーテルのパーティーで、サイコロの出た目の数だけセックスをする事になり…。
セックスやドラッグに溺れ…。
その自堕落さのツケが回ってきたかのように巻き込まれた事件。
友人が例のパーティーで集団レイプ事件の被害者となり、アリソンは証言しようとするが…。
当事者・部外者・関係者巻き込み、事態は最悪の方向へ。
作品の面白さはまあまあだが、転落と破滅の痛々しい青春ドラマ。
今では見られないようなアンの過激な体当たり熱演。
共演にブレイク前のジョゼフ・ゴードン=レヴィット、チャニング・テイタムらの顔もあり、なかなかお宝!
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