劇場公開日 2013年1月26日

「降りしきる雨は誰が流す涙か」ストロベリーナイト 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5降りしきる雨は誰が流す涙か

2014年10月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

萌える

誉田哲也の小説のTVドラマ化から映画化。
警視庁捜査一課の敏腕女刑事・姫川玲子と部下たちが凶悪事件に挑む。
連ドラは見ていなかったが、その前のSPドラマは見ていたので、すんなり見る事が出来た。

この映画版は小説シリーズの最高傑作と言われる「インビジブルレイン」が原作。
正直、映画にする必要無く、SPドラマでも良かったような気もするが、話自体は面白い。

暴力団の内部抗争かと思えた殺人事件。
ある時、「犯人は柳井健斗」という電話が。
調べると、9年前の殺人事件と警察の隠蔽が。
上層部から圧力がかかるも、単独で捜査する内、暴力団幹部の牧田という男と出会う…。

サスペンス&ミステリーに、警察の隠蔽の社会派要素、牧田との禁断の恋、姫川の背負う暗い過去、姫川班のチームワークなどなどを織り込み、標準以上の見応えとなっている。

ラブストーリーや明るい役柄が多かった竹内結子が男勝りの女刑事を熱演。髪はさらさら、メイクもスーツもばっちりのこんな美人刑事おらんやろ!…と思いつつ、あくまで映画なので、美しさをたっぷり堪能。
部下の菊田を演じる西島秀俊と牧田を演じる大沢たかおは男の魅力を発揮。二人が対峙するシーンは、“刑事対やくざ”ではなく“男対男”の緊張感!
脇を個性的な面々が揃っているのもこの作品の魅力。

メインの登場人物に悲哀を持たせ、事件は解決したのに少しモヤモヤするようなラストも悪くない。
よくあるTVドラマの映画化とは一線を画す上々の出来。

いずれTVドラマ版も見てみよう。

近大
kossyさんのコメント
2020年9月27日

ショックでした。
大好きな女優さんだったのに、本当に残念です。
映画鑑賞の予定を変更して、もう一度コンフィデンスマンを見に行こうかと考えてます・・・(涙)

kossy