永遠の0のレビュー・感想・評価
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戦争を知れる良作
(原作未読、ネタバレなしレビュー) ミリタリー作品に最近ハマっており鑑賞しました。 この作品は戦争を美化しているという批判の声が多くありますが、自分はそういう風には思いませんでした。少し現代と過去のシーンで必要のないシーンもありますが、ストーリーがしっかりしておりミリタリー好き以外にもおすすめできる作品です。 戦争映画は個人の思想が深く関わるため批判もあつまりやすいですが、平和ボケしている現代、戦争を知らない今の若者に戦争の悲惨さを語り継ぐものとしてとてもいい作品だと思います。ぜひ多くの方に見ていただきたい作品です。
おもしろかつたなあ〜 さすが、山崎監督、田中民さんが、三浦春馬を抱...
おもしろかつたなあ〜 さすが、山崎監督、田中民さんが、三浦春馬を抱きしめるところなんか、何回見ても、涙する!生き残った者の定めみたいなものを感じられる!生きることと、死ぬことは、背中あわせなんだと、あらためて、思った!
「海軍一の臆病者」と呼ばれた祖父の真の姿とは。 孫たちが当時の状況...
「海軍一の臆病者」と呼ばれた祖父の真の姿とは。 孫たちが当時の状況を知る人たちに訊いて回りながら次第に明らかになっていく。 「死にたくない」と公言していた祖父の真意。 ゆっくりとではあるが、じわじわと感動が広がっていく良作だ。
伝えようと思うと良い映画は出来ない
まず戦争というテーマなんですが、これは鉄板で泣かせられるので僕のハードルは高めに設定されますね。 原作を読んでいないのですが、ずいぶんはしょっている部分が多いのでしょう。やはり伝わってくるものが少ないように感じました。 ずっと死ぬことを拒んできた主人公が、特攻を志願した理由もいまいち説得力にかけてしまっていますね。これだけ売れた小説ですから、原作の内容はもっと深いはずです。 最後の演出は何でしょうか。岡田君が零戦に乗って現代に現れますね。あれはいらないでしょう。最後に笑かしにいくのはいただけません。 何か伝えよう伝えようとする気持ちが強くなり過ぎてしまった感じがします。良い映画っていうのは自然と伝わるものですから。百田さんの今後の作品の映画化に期待したいですね。
2022年の現在、戦後77年目です。 WW2の時代に生きていた方々...
2022年の現在、戦後77年目です。 WW2の時代に生きていた方々はほとんど亡くなって、あの戦争がどんなだったか語られることも少なくなってきた今、貴重な映画だし(例えフィクションでも)この映画はノンフィクションに近いフィクションだと思ってます。 あの当時は生きて帰りたいなんて言う事は絶対に許されない時代に堂々と死にたくないなんて言える人本当に強い人だったんだなって思います。そして、何よりも大切にしていた家族への愛に何度見ても号泣してしまいます。 これは単に戦争映画ではありません。 若い人たちにも絶対見てほしい映画の一つですね。
左と見せかけて右
非常に完成度の高い作品でした 【音楽】 シリアスなシーンではひたすら同じ不協和音的な音楽を流していましたかね。それによってシーンの切替が素直でしたし、緊張感があって良かったです。 【映像】 過去から未来、空撮から空母まで、作り込みを感じました。若干空撮に力不足感がありました。光の当て方とか、もっと工夫できそうでした。空中感が弱かったです。 【演技】 過去映像は特に、時代劇テイストというか、舞台調のハキハキとした表情とセリフ回しでした。観る側としては老若男女問わず分かりやすくなる一方で、良くも悪くも作りモノ感が否めなかったです。 【脚本】 大日本帝国時代の体制に対して抗う主人公なので、あたかも戦争に対する反対姿勢があるように見せかけて、見終わった時には、命を掛けて祖国を守り抜いた先人の方への感謝へと誘導していたと感じました。つまり戦争賛歌となっています。 少し危ういかなあと思いました。 かなり議論のあるところですが若い世代は少し冷めた目でこの映画を見たのではないかと思います。 こういった映画は、是非高校の授業などで見せて欲しいです。そしていつの時代でも純粋な感想を持って欲しいと思います。
その後、ドラマ化されたけど構成もキャストも映画の方が断然良い。 原...
その後、ドラマ化されたけど構成もキャストも映画の方が断然良い。 原作は読んでいたけど、映画はよくまとまっていたと思う。 戦争や特攻の無謀さを伝えるだけではなく、残された人々がどのようにこれからを生きていくのかという部分が描かれている点がよかったと思う。 あの時代に生きた人々の体験、言葉にできない秘めた想い、後世において考えさせられる。 映像としても零戦の戦闘シーンはすごかった。 あの最後の岡田くんの表情が忘れられない、観終わった後も余韻がすごく残った記憶がある。それだけ印象的で演技がすごくよかった。
繋がる
ベストセラーが原作の場合、期待し過ぎて裏切られることが多いので、原作を読まず、本作情報も収集せず、極力、先入観を排除して鑑賞した。 本作は、太平洋戦争中、家族を守る為に生き残ることを貫こうとした凄腕のゼロ戦パイロット・宮部久蔵の半生を壮大なスケールで描いた感動作品である。設定は現代であり、孫が祖父である宮部の戦友を訪ね、戦友が語り部となり、最初は臆病者と揶揄された宮部の生き方が徐々に解き明かされていく。 戦友を語り部とすることで、戦友や孫が生きる現代の目線で、客観的に、戦争の不条理、宮部の生き方を捉えることができる。戦友の語りがそれぞれ小さなエピソードとなっていて、エピソードとエピソードが螺旋状につながって、我々を徐々に宮部の生き方の核心に導いてくれる。また、太平洋戦争を史実に基づき丁寧に描くことで、戦争の不条理と宮部の生き方が対比され、際立ってくる。戦争を通して、生きることの意味を真摯に問い掛けている。 宮部は主人公であるが、多くを語らず、彼の選択した生き方の背景、根拠は説明されない。我々は彼の行動の真意を映像表現から推測するしかない。想像するしかない。不親切とも思えるが、本来、映像表現で我々にメッセージを伝えるのが映画の醍醐味であり、余分な説明を排除したことが、却って作品に深みを与える結果になっている。 ラストシーン。人間の命、その生き方は仲間や家族を媒体にして永遠に受け継がれるという本作のメッセージが凝縮されていて、とても感動的であった。観終わって劇場内が明るくなっても暫く席を立つことができなかった。 永遠の0というタイトルが秀逸である。何故、零でもゼロでもなく0なのか疑問だったが、観終わって、0という数字は、命/生き方は永遠に繋がっていくものだということを示唆していると理解できた。戦争を知らない人達に是非観てもらいたい作品である。
【観るタイミングで異なる印象を頂いてしまう深イィ映画】
・2013年公開の日本の戦争ドラマxミステリー映画。 ・司法試験に落ち続けて漠然と迷いながら生きていた佐伯健太郎が、ある日、自身の祖母が他界したことをきっかけに、血縁上の実の祖父が別にいることを知り、彼を知る人たちを訪ねて調べ始める。太平洋戦争でゼロ戦パイロットとして戦っていた実の祖父に対して「いつも逃げ回る臆病者」と嫌気をぶつける人もいれば「一番強い人」と尊敬する人もいる。追っていく中で、実の祖父は「家族を守るために自分は絶対に死なない」という信念をもって生きていたことがわかってくる。一方で、終戦直前には特攻隊として出撃して死んでしまった祖父。見えてくる祖父に対する様々な矛盾した情報から祖父が死んでしまうまでの真意を探っていく… という大枠ストーリー。 [お薦めのポイント] ・観るタイミングって大切…と実感。若かりし頃に観た時とは違う見え方で感動しました。 ・ヒューマンドラマとミステリーとアクションがうまく融合されていました。 ・「今、生きていることの幸せ」を素直に感じ、「丁寧に生きよう」と自戒が生まれました。 ・答えの見えない「永遠の0」というタイトルに思考を巡らせる楽しさ。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ・観るタイミングって大切…と実感。若かりし頃に観た時とは違う見え方で感動しました。 ∟若かりし頃に観た感想メモを見ると、「丁寧に生きなきゃ、とは思ったものの、感情を揺さぶられるほどの共感はあまりなかった。映画館で観なくてもよかったかも。なんというか、言いたいことは理解ができても、共感ができないイメージ。これは演出の問題なのか、物語の問題なのか、それすらイマイチわからない。現代と過去(太平洋戦争の時代)を行ったり来たりすることで、戦争時代の宮部さんに没頭できなかったことが原因かもしれない。」といった趣旨で記載がされていました。 ∟今回改めて作品を観て、大筋、過去の自分に合意。笑 ただ、共感度合いは全然異なるなぁと感じました。守るもの(奥さんや子供など)がいる状態とそうでない状態による感じ方の違いかもしれません。もしかしたら、長く生きた分、感情経験が積み上げられたからなのかもしれません。いずれにしても、観るタイミングで異なる見え方のする、ある意味奥深い映画なのだと思いました。 ∟現代と過去の行ったり来たり(対話形式)は、今でも「冷めてしまう要因」として響いてきました。しかし、宮部さんの真意や各種伏線を伏せつつ、物語をだらけさせない(過去の状況をかいつまんでテンポよく見せる)、ためには、観客が「冷静になる瞬間」を持たせてでも取り入れるべく明確な意図を持った現代と過去の対話形式、なのかもしれませんね。こればっかりは作り手でないのでわかりません笑 少なくともここに関して、過去に抱いたほどの違和感は感じずに最後まで楽しんで観ることができました。 ・ヒューマンドラマとミステリーとアクションがうまく融合されていました。 ∟青年 健太郎の目線で見る実の祖父宮部さんの素晴らしい信念や行動、家族を思う気持ち、それを取り囲む部下たち、特攻隊員となり散るまでの苦悩。その妻(健太郎の祖母)が宮部さん亡き後も必死に生きる姿。それらにしっかりと感動させていただきました。 ∟そして、宮部さん(実の祖父)が「特攻隊員になり最後を迎える」までに張り巡らされた数々の伏線と、彼自身の真意、これがミステリー要素。音楽もそれっぽく、わかりやすい演出がされています。 ∟加えて。これだけドラマチックな内容ならアクションシーンは手を抜いてもよかろう…などと思っていましたが、かなり見応えのあるリアルな戦闘シーン。 ∟これだけの見応えがあるのですから映画館で観たい作品です。かつて「映画館で観なくてもよかったかも」とつぶやいた過去の自分を恥じます笑 ・「今、生きていることの幸せ」を素直に感じ、「丁寧に生きよう」と自戒が生まれました。 ∟この映画を観て一番嬉しかったことは、素直に「生きていることがとても幸せ。だからもっと丁寧に生きよう」と思えた事です。ただ流れていく日常生活を目を見開くことなく、幸せをかみしめることなく雑に生きてしまってたなぁと自戒しました。。。 ∟戦争映画を観れば大抵は「誰かの犠牲の上に私たちは生きている」と感じて「人生を大切にしよう」と思うのですが、この映画はより強くそう思わせてくれました。(もしかしたら、あまり良い印象を持てなかった「現代と過去の対話形式」は、終盤でそう思えわせるための仕掛け的に用意された素敵演出なのかもしません。) ・答えの見えない「永遠の0」というタイトルに思考を巡らせる楽しさ。 ∟映画を観終わると、必ず皆さん「永遠の0って何?!」と考えると思います。そういう終わり方をしてくれます。そこで改めて考えるわけですが、それがなかなか面白い。過去の鑑賞時には、旅立ったゼロ戦で特攻隊として最後を迎えた宮部さんが帰ることのない状況、つまり永遠にゼロ戦にいる(=永遠のゼロ)、と思いました。しかし、以前とは見え方が若干変わった今回は、「物語をつなぐ」という意味も含まれている感じました。それは作中の以下のような台詞から、「国が続く」「物語をつなぐ」「幸せな国」「未来への希望」などのワードが想起されて、個人的な見解に至りました。 「この国がずっと続いていってほしい」 「そのとき日本はどんな国になっているんでしょうね」 「生き残った者がしなければならないことは、その死を無駄にしないこと。物語を続けなければならない」 「私たちだけが特別ではない。あの時代、そんなことが沢山あった」 ∟宮部さんがゼロ戦に乗って自ら敵艦に突っ込むことを決心できたのは「永遠にこの国に幸せな未来が続きますようにという願い」を信じることができたから。そして実際に、健太郎という存在が、当時を生き残った方々の存在が、現在にある。そして、健太郎自身も祖父の物語を明らかにした結果、それをしっかりとつながなければ(≒人生を大切に生きなければ)という意思が芽生え始め、今までと変わらない日常なのに不思議と景色が変わる。そうやって、「ゼロ」戦で散った宮部さんの信念(物語)は「永遠」につながれていくであろう、という希望に満ちた結論に感じました。 ∟とはいえ、原作者さん製作者さんの真意はわかりません!笑 でもいいのかな、と。それを考察する行為そのものが楽しいですし、戦争反対!にもつながりますし、幸せに生きよう!という力にもなる。これが映画の持つ魅力そのものなのかもしれません。 ・私自身も10年の時を超え、改めて鑑賞し、見えるものが異なる楽しさがありました。「面白いからもう一度観たい」ではありませんでしたが、過去の鑑賞で何か引っかかるものがあり、ふと、もう一度観ることになりました。これもまた、不思議な「つながり」なのかもしれませんね笑 改めて、映画は観る人によっても、その人の状況によっても見え方の変わる素敵な芸術だと体感させて頂けました。ありがとうございました。 #映画 #永遠の0 #永遠のゼロ #2013年 #戦争 #ヒューマンドラマ #ミステリー #山崎貴監督 #百田尚樹 #原作モノ #原作小説 #岡田准一 #三浦春馬 #井上真央 #吹石一恵 #風吹ジュン #二度観て面白い作品 #観るタイミングで異なる印象 #全体3.7 #物語3.7 #演出3.7 #演技3.7 #配役3.7 #映像3.7 #音楽3.7
原作者
百田尚樹という人の文章力は凄まじい。どんどん読める、読めてしまう。わたしもボロボロ泣きながらこれを読んだ1人だけれど なぜだろう、映画化するのは違う気がするし、上手く描けてるとも思えない。 戦争を描いてるのか尊厳死を描いてるのか無駄死にを描いてるのか。血の繋がりを描いてるのかわからず。何かをぼかしてるせいなのか、主軸がブレてて良くないと思う。 この映画では泣けませんでした。
今の日本があるのは.....
三浦春馬さんの命日に、改めてBDを視てみました。 この映画については賛否両論がありますので、敢えて採点はいたしません。 二十歳前後の多くの若者が何を思って逝ったのか。 宮部が語る『どんな国になっているのでしょう』という言葉に託された想いが、この映画の全てではないでしょうか。 〝かくまでに醜き国となりたれば 捧げし人のただに惜しまる〟この句に、皆さんはどんな想いを巡らされますか。 あの戦争で逝った若者たちに、恥ずかしくない社会が、そして自分が、いまここにいますか..........
原作のがいい
原作読んで心ちぎられてすぐ映画みた 岡田くんがやっぱりすげぇ 本読んだあとだったから、映像見ながら ああだったのかなこうだったのかなと思って やっぱり心ちぎれたんだけど、 映画だけ見た人はなんのこっちゃになるんじゃなかろうか
生きる
色々考えさせられる映画でした。日本を守るために自分を犠牲にして戦った神風特攻隊。とにかく涙なしには観れません。原作の本も夢中になって読みました。戦争を知らない世代には、ぜひ観てほしい映画です。
全438件中、21~40件目を表示