永遠の0のレビュー・感想・評価
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ファンタジーとしてみる分には
映画では主人公、宮部が家族の元に生きて帰還するために、出来る限りの方法を実行するといったもの。この作品はフィクションでファンタジーだと思えば、それなりに楽しめた。赤城の壮観な勇姿も素晴らしい。
だが、よくよく考えると、宮部は戦闘機乗りのパイロットな訳です。それも凄腕の。開戦当初には小隊長だったことから、職業軍人だった訳です。プロの軍人が、乱戦になると雲隠れしている…。例えば、警察官が犯人が凶器を所持している、自分は生きて家族の元に返りたい、だから身を隠していた。同僚や部下が懸命に立ち向かっている最中に。
そう考えると、どうなの?と根幹が揺らいでしまう。
そんなに嫌なら腕の一本も切り落として退役するなりする方が、余程、良い選択ではなかったのでしょうか?
やはり、この映画はファンタジー作品として、見ることをお勧めします。
戦争映画初心者におすすめ
2時間半近くの時間に、うまく分厚い原作の内容がまとめられていました。
話としては、戦争をよく知らなくても分かりやすく、非常に見やすかったです。
原作を読んでいたので展開もわかっていたのですが、それでも涙が止まりませんでした。原作があった分、それぞれの登場人物がどのような人物かといった前知識もあったので、その心情を想像しやすく、またまた涙涙涙でした。
CGに好評のある監督の方なので、戦争シーンもとても迫力のある映像で、リアリティが増していたと思います。
ぜひ、映画館の大画面と音響で見て欲しい映画です。
強い男の話
きっかけはキャスティングで見た作品でした。
岡田准一さんと、三浦春馬さんという二人が出ると聞き、観にいきましたが…。
終戦間際、特攻隊員となった、独りの男(祖父)とその家族を取り巻くご先祖さまを知りたいと、調べ始める三浦春馬。
調べて始めると、自分の祖父(岡田准一)に対する「臆病者」の汚名。それでも調べていくと、一人、また一人と違う祖父の顔が…。
お国のために命を棄てることが正しいとされていた時代、ひとりの男は、ただ「生きたい」と家族の元に戻る日を夢見て。
反面、仲間の面子のためには、どんなに殴られても体を張る。
現代では到底考えられない、芯の強い男。
そんな、日本男児の姿が、とても切なく、描かれている作品。
戦争を知らない私達が、語り継がなければいけないと、再度思いました。
生き様死に様
映画と小説はちがう
VFX、俳優の演技、脚本など、邦画の最高水準のレベル。同じように、零戦を取り上げた「風立ちぬ」とともに、戦争を考えるきっかけになるだろう。
特攻のミクロな人間模様を描いて、わかりやすい分、特攻をめぐる責任や戦争のマクロを描かず、小説に繰り返し書かれる軍部や新聞批判がバッサリ抜けている。
結果、特攻の耽美が日本だけで一人歩きする可能性があって、危ない。
ただ、反戦とか、礼賛とか、狭い評価は単純過ぎる。映画だけでなく、小説もよんで、その違いを楽しむべきだろうと思う。
作品としての最大の欠点は、日本人にだけしか理解、評価されない視野狭窄さ。国際市場には通用しない内向きさだろう。
2回観ました
6週トップの理由
最近、映画館までその作品を観たくて、
足を運んだ映画としては
「アパター」
「英国王のスピーチ」
位で、あとは暇つぶしで見る程度だった。
ましてや、邦画はここ数年一度もなかった。
原作に感動していたので、半ば懐疑的、批判的に観に行った。
(ほとんどの作品が原作を超えられないので)
結論から言うといい映画でした。
ただ、コメントで「戦争賛美してる」「駄作」発言の方々には、
きっと寝ていたか、井筒監督のように個人的
事情がある方々だけだと思う。
日本でもいろんな思想、人種の方がいますから。
内容の感想は人それぞれだと思うが、
今どき「1500円で、2時間」これだけのインパクトを与えてくれる商品はなかなかないと思う。
ロングランになりそうなのでまた宮部さんに会いにいきます。
フィクションと銘打てば何してもいいわけではない
うまく作られてるなぁ
特に戦闘シーンがリアルに感じた。
ラストへとつながるシーンがよかった。これまで語りだけで終わらせたシーンをテンポよく映像で見せるところ。
あとは、ヤクザの語りで盛り上げるところかな。
大局を見なければならないとも思った。そして守ることがリーダーだとも。
期待が大きすぎたのか、そんなに泣けなかったのが残念。
風立ちぬでゼロ戦を作り、この映画で、ゼロ戦を終わらせる。作為的な何かがあってのことなのか?
小説が気になる
忘れてはいけないもの
宮部の想いに共感できないまま。
戦争はそんな美談はわずかで、実際はとても残酷で惨くて悲惨で辛い
それでも人は争い殺し合う
国や仲間や愛するひとのために、その脅威と戦う
そこには死んでも守るという想いも当然あってそれが当時の日本の思想だったのだと思う
戦争を経験していない自分がこんなことを言っても三浦くんの演技のようですが。。。
だから宮部は最期に
負けるであろう戦争に
沢山の仲間を見送るうちに
特攻を選んでしまったと
そう解釈して。
とっても泣けた。
映画として最後のタイトルバックは最高でした。
脚本も映像もとっても好きです。作り手さんのこれでもかこれでもかと詰め込んじゃう感じなんかも。
戦争を経験したもう居ないおじいちゃんに見せてあげたい作品です。
そんな世代の方々が居なくなったあと、きちんと語り繋いでいかないと。戦争の残酷さや悲惨さを、そして美談を。
よかったけど違和感あるシーンも、、
プライベートライアンのようなリアルな戦闘シーンはないけれど、戦争の悲惨さや、命の大切さは伝わってきました。
VFXも素晴らしく全く違和感ありません。最新の技術があればこそ完成した映画だなーって思います。空母赤城、零戦もさることながらアメリカ機のP38ライトニングなど相当精密に再現されていてシビレました。
パールハーバーからミッドウェイ、ガナルカナル、ラバウルなど歴史の勉強にもなりました。 宮部のようにもっと冷静に戦局を読みもっと人を大切に考えていたら勝利していた戦闘もあったのでは、?なんておもいました。
どーしても一つだけ違和感を感じたのは三浦春馬の合コンのシーンです。特攻隊がテロか、云々なんてあの短いシーンですましてしまうなんて、荒っぽい演出すぎると、、まあ当時のマスコミ、報道、その後の歴史教育など、いろいろ問題ありなのではとあのシーンで感じられたのでそれはそれで良かったのかもしれませんが。
それと宮部の妻が戦後最低の暮らしをしてるって設定ならば
もっと痩せこけてもっとぼろぼろの暮らしをリアルに役作り、表現してほしかったです。
全体的には良く出来た映画だと思うし、原作を大きく外していないと思います。これからの平成世代にも戦争を語り継ぐきっかけにもなっていい事だと思いました。
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