「日本人の戦争感とは」永遠の0 nabenabe11さんの映画レビュー(感想・評価)
日本人の戦争感とは
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今年は『風立ちぬ』で零戦の設計者が描かれ、今回の『永遠の0』では、その零戦を巧みに操るパイロットが描かれた。特攻隊として戦争の時代を生きた当時の日本人について深く考えさせられた。この映画の中で登場人物が「来年は終戦60周年」と話していたので、西暦2004年の設定なのだろう。(ちなみに登場人物達はスマホではなく、ガラケーを使用していた。)物語終盤で祖父が、「あと10年もすれば戦争を知っている日本人はほとんど生きていない。」と話していたシーンが印象に残った。今年は2013年。戦争や特攻隊というテーマ通じて家族愛を描いた映画だが、戦争を知らない世代が戦争で多くの日本人が亡くなったという事実を知らないままではいけないという大切なメッセージが込められている。
ちなみに小嶋さんの横で泣いたのはNY旅行以来今年で二回目。
余談だが、この映画を鑑賞した2013年12月26日、安倍首相が靖国神社を参拝し、国内外から激しく非難されている。
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