劇場公開日 2013年12月21日

「山﨑貴初体験」永遠の0 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0山﨑貴初体験

2019年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

邦画で戦争もの、おまけに「脚本:林民夫」と負荷多めの中、
原作読んでいたのでどうしても見たくなった。
やはりというか当然というか、原作以上の感動は無かったが、
作りとしては良かった。山崎貴監督作は見たこと無いが、
脚本も手入れしてるから思い通りにいったのではないだろうか。
割と原作に忠実なスムーズなテリング。
懸念してた某林氏の影は気にならなかった。

ただ長いね。エンドロール始まってすぐにトイレダッシュ!
同じ映像二度回しとか、ラスト前の回想とか要らないだろ。
絶対30分は短縮できるはず!
他では、宮部(岡田)が特攻に行く動機付けが弱いかな。
健太郎(三浦)が宮部を調べたくなる心境の変化も分かりづらい。
原作読んでたら分かるけど、この中だけの話だと「何で?」と思わないか?

あとは、いつも戦争もので一番懸念してる戦闘シーン。
他の戦争映画では訳分からなくなるまでダラダラと流して間延びするが、
今回は端的に映していて退屈せずに済んだ。
今までの戦争映画の中では一番良くできてると思う。

この映画の卑怯なところは、 夏八木勲が出ていること。
もうこの人出てくるだけで涙涙。
しかもかなり語るんですよ。止めてよ、泣かせるの。
田中泯も良かった。彼が宮部を語るシーンが一番洪水だった。
「オレは若いヤツが好きでな…」名シーン。
橋爪功がちょっと元気すぎな気もしたが、
戦争体験者の役はどの人も良かった。

クリストフ