「現実感に欠ける無理やりな事件に世界観」ホワイトハウス・ダウン willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)
現実感に欠ける無理やりな事件に世界観
映画であり娯楽性優先なのは承知ですが、あまりに没入できない世界観 さすがにあんな簡単にホワイトハウスが、テロの餌食になってはいかんだろうと思わざるを得ない
しかも、その後の展開がアクション重視でコロコロと話が進み、最高権力の大統領が人質という最も注目されるべき要素が薄れている
世界最高の軍事力の主張といわんばかりの最新鋭兵器を次々登場させ、無理やり迫力の興奮シーンを作っているように見えた しかも次々と簡単に打ちのめされる
テンポはいいかもしれないが、緊迫感に欠ける勢いだけのドタバタ銃撃戦、テンポをぶった切る興ざめなアメリカンジョークの多用、ベタによくいるドジな敵とふざけた天才ハッカー、さすがに引き込まれるには程遠い内容だった
見応えあるのは最後の数十分程度、ただクライマックスはどこかで見たことあるようなシーンの連続
どんでん返しも予知できる程度で期待は厳禁
これだけ映画が普及されれば、否が応でも目が肥えてしまうのは必然であるから、どこか見たことあるという印象を与えるのは、監督の力量なんじゃないかと思えた
辛めの評価にしたが、余りに他の評価が高く、注目とされていただけにこう判断したのも致し方ない
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