劇場公開日 2014年3月14日

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「媚びる相手を日本からシフト?」ロボコップ GokiPinoyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0媚びる相手を日本からシフト?

2014年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

上映2時間前にチケットを買いに行ったら、
「観客数が10人に達しなければ中止します」
なんて窓口で言われました(苦笑)

まぁ月曜日だったせいもあるんでしょうが、
それでも2時間後に無事、見ることが出来ました。
観客は2~30人って感じでしたね。

さて映画の最大の消費先、お得意様には、
こっそりサービスしちゃうのがハリウッドでして、
ロボコップ誕生の場所には、ひとり爆笑しちゃいましたよ。

あ~やっぱりねと、今回はそんなリアリスティックな展開もあり、
なんと【閲覧注意】な中身まで見せてくれます。

かなりマトモにリメイクしてあるんだけど、
ちょっとシリアス過ぎるかも。
もっとカッコ良く活躍するシーンや、ユーモアが欲しいし、
旧作に沿った風刺もやや時代遅れの感がしましたね。

やはり「近未来」を描いた「過去」の映画なのであって、
テクノロジーは未だに追いついていなくても、
背景となる社会問題の方は、想定を超えて進んじゃってますね。

GokiPinoy
浮遊きびなごさんのコメント
2014年3月20日

GokiPinoyさん

浮遊きびなごです。
ご無沙汰しております。

『ロボコップ』、僕もようやく
先週末に鑑賞できましたよ。

残念ながら今回は日本人の手では
改造してもらえなかったようで……
ハリポタが200億売れてた頃なら
その辺の設定も違ったかもしれませんねえ。
ハイテクロボが○○を全力疾走するシーンの
ミスマッチ感たるや……。

それでも個人的には結構楽しめました。
効率か人の情か、あるいは人の人生を
商業的価値に換算することしかできない
社会の不気味さみたいなものも確かに
使い古されたテーマではあるんですが、
やっぱり気に入ってます。
冒頭とかは、旧作よりずっとリアリティが
出てるなあ、なんて。

けど仰る通り、ケレン味やエンタメ性は
もっと欲しかった所ですかねえ。本作に限らず、
ここ10年のアクション映画って火薬量やケレン味
が激減してシャープ&スマートな方向にばかり
傾いてるような気が……。

などなどとグチりつつ、
今週は『LEGO』を鑑賞予定です。
返信お気になさらず!
それでは!

浮遊きびなご
浮遊きびなごさんのコメント
2014年3月5日

Gokiさん、浮遊きびなごです。
コメントありがとうございました!

いえいえ、タカじゃなくてせいぜいトンビです。
ぴよろぴよろ鳴きながら飛んでるアイツです。

タイトルの由来は全然深くなくて、
実家から出るに出られないというのを
仰々しくて気の抜けたタイトルで表せないかと
考えた時、ひょいと『エスケープ・フロム・LA』が
浮かんだ訳です。
(『ヘルレイザー』やら『エスケープ~』やら
 ジャンル映画ばっか(爆))

Gokiさんのコメント読むまで『自由からの逃走』という
言葉は脳ミソの奥の底で防虫剤と一緒に埃被ってました。
むしろ『モラトリアム』と『自由からの逃走』を
連結して思い浮かべられるGokiさんに驚かされてます。

浅い知識でレビュー書いてますが(笑)
よろしくです。それではまた!

浮遊きびなご
浮遊きびなごさんのコメント
2014年3月2日

Gokiさん、コメントありがとうございます!
返信遅くなりました。

ちなみに『ロボコップ』は公開前ですが、
コメントが入っても気付いてもらいにくい
ので、ここに返信させてもらっています(苦笑)。

森田氏やフロム氏など、知らない人物や単語が
4, 5個出てきたので、読みながら飲んでたお茶で
「ごっふぁ」となりました。

E・フロムは『自由からの逃走』の著者だそうで。
著書名だけは、高校の授業で聞いたのを覚えています。
『モラトリアム』という単語も同じく聞いた気は
しますが、意味はぼんやりとしか理解してませんでした。
改めて調べてみましたけど、『imimatome.com』という
サイトに掲載されてた内容が一番分かりやすく
しっくり来ました(長いので転写はしませんが)。
これって職に就けない人達に限らず耳の痛い内容です。

しかし、GokiPinoyさんも、治療に独学にと、自分の
状態を理解する為に随分苦労なされたようですね。
僕の友人にも、モラトリアムともウツともつかない
症状で苦しんでるのがいまして。
周囲と同じように働けない事に負い目を感じている
その人を思うとどうにも苦しくなります。
そんなに自分を卑下する事無いのに、と思うんですが、
そうはいかないのがこの病なのでしょう。ううむ。

生きる事と働く事は、戦後まもなくはほぼイコール
だったんでしょうが、生活が豊かになり過ぎて
2つが直結しなくなっちゃったんでしょうかね。
不景気な話題ばかりで『未来はここで打ち止め』
みたいなイヤなムードも漂ってますし。

ヤな時代です。まあ、どの時代の人間もそう言うんでしょうが。
あ、『もらとりあむタマ子』自体はポジティブな映画
でしたよ。そちらではなかなか鑑賞難しいかもですが、
機会があればどうぞ。

P.S.
『47Ronin』のアレは、少しでも後味を良くしようと
したんでしょうね。ただでさえ“切腹”って欧米には
理解しがたい文化でしょうし、しかも集団でやるって
言うのは画ヅラとしてはわりかし怖い……。

浮遊きびなご