「過去鑑賞」ロボコップ 刺繍屋さんの映画レビュー(感想・評価)
過去鑑賞
評判の宜しくない作品みたいですが、元の作品を大まかにしか覚えていなかったためか、自分は割りと楽しめました。
最初の作品から27年も経っているので、科学的に進歩しているために描写はよりリアルになっていますし、勿論、映像技術も格段に上がっていますので、それだけでも、こういった近未来のSF作品はリメイクする価値があるように思います。
元の作品ではロボコップを初めメカニカルデザインのセンスがかなり悪かった覚えがあるのですが、ロボコップのカラーリングが変わったり、バイクやその他のロボットも今時な感じに変わっていましたが、そのセンスは相変わらず微妙な感じで、やっぱりロボコップだと勝手に納得してしまいました(笑)
ジャンルとしてはSFアクション作品になるのかもしれませんが、娯楽要素を失わせる事無く、マーフィーやクララの心理的な葛藤や機械に命を委ねられるか?そしていつの時代も自分の事しか考えられない政治家と利益だけを追求する企業がのさばっているんだなぁ等、いろいろ考えさせられる作品でもありました。
脇を固めるゲーリー・オールドマン演じる博士やマイケル・キートン演じるCEO 、そして今ではヒーローものに欠かせなくなったwサミュエル・L ・ジャクソンの三人が良い感じに作品のアクセントになっていましたよね。
特にラストのノヴァックの演説とその後に流れるThe ClashのI Fought The Lawには思わずニヤリとしてしまいましたΨ( ̄∇ ̄)Ψ
そういえば汚職が警察にも蔓延しているという話が出てきましたが、日本では警官の汚職って少ないんですよね。
それが日本の警察が優秀だとも言われている一面ですし、ロボット程ではないですが人間でも可能だと思いますが、きっとこれは外国の方には理解出来ない事なんでしょうね。
将来的にはマーフィーのように、脳さえ生きていれば不自由なく生活出来る日が来るのだと思いますし、それをとても喜ばしく思える方もいらっしゃるかもしれませんが、何となく怖くもありますね((((;゜Д゜)))